児島八十八か所巡礼 第8番 龍乗院
玉野市
常楽院の次に龍乗院を訪問、常楽院からすぐ近くにある。
車で近くまで行くのは困難に思えたので、途中の道幅が少し広くなっているところへ路上駐車する。
この寺は本堂・鐘楼門・石段及び石垣が国の登録有形文化財となっている。
登録有形文化財とは、平成8年に定められた制度で、従来の国宝、重文の指定制度(強い規制と手厚い保護を行っていたもの)を補完するものとして、届出制と指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるものとのことである。
主に、明治以降の近代の文化財建造物が登録されているが、江戸時代のものもある。
この本堂は江戸時代後期のもので、建物の形態は客殿のようであり、唐破風の立派な玄関がある。(写真1)
鐘楼門(ただし鐘は戦時供出していて現在はない)は大正時代の建築で、かなり変わった形をしている。(写真2)
一階部分は鉄筋コンクリート造りで、表面にタイルを貼っていて、二階部分は通常の木造建築である。
型としては竜宮門に分類されるだろう。
この門の傍には遅咲きの枝垂れ桜が咲いていた。(写真3)
石標はこの門の脇に堂々と立っている。(写真4)

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