児島八十八か所巡礼 第12番 清水庵
玉野市
4月29日、まず第12番清水庵を訪問する。
ここは広い道路に面していてわかりやすい。
駐車場はないので、お堂の傍のスペースに停める。
今までに訪問したところは、寺かもしくはかつては寺であったところだが、ここはそのような歴史はなさそうである。
お堂はわりと新しい。(写真1)(写真2)
このお堂の額に、児島百番霊場坂東第22番佐竹寺と書かれている。(写真3)
他の児島の霊場でも、児島百番霊場西国何番とか児島百番霊場秩父何番とか表示しているところがあり、何で秩父がこんなところに出てくるのか不思議に思ったことがある。
そこで調べてみると、日本百番観音霊場というものがあり、これは西国三十三番、坂東三十三番、秩父三十四番を合わせたものということである。
児島において、明治時代にこの日本百番観音霊場を模して児島百番観音霊場が開かれ、それぞれの場所を元の日本百番観音の寺に見立てているようである。
したがってここは坂東三十三観音霊場第22番である佐竹寺が見立てられているということだ。
しかし、この児島百番観音霊場は児島88か所よりもずっとマイナーな存在で、少なくともネット上でその詳しい説明や一覧を確認することはできなかった。
石標は多分88か所で最も新しいものであろう。(写真4)

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