児島八十八か所巡礼 第16番 弘法寺
玉野市
5月8日、第16番弘法寺を訪問する。
ここも車を停めるところはなさそうなので、昼食のパンと飲み物を買うことにして、三井生協の店に停める。
寺は高台にあり、なかなか魅力的な石段を登る。
この石段は岡山文庫「児島八十八ヶ所霊場巡り」に「ためしに数えたら、なんと八十八段だった。これはできすぎだ、帰りにもう一度と思っていたが忘れていた。」との記載があるので、数えてみた。
石段を2往復して確かめたが、途中一段コンクリートで埋もれているところがあり、これを数えて90段、数えなければ89段であった。
最後の段を数えず、途中の石段だけなら88段と言えないこともない。
境内には宝形造りの本堂と棟続きの客殿がある。(写真1)
初夏の風が心地よく、黄モッコウバラは今が盛りである。(写真2)
モッコウバラは普通のバラと違って棘がないので、寺にはよく似合う。
境内の片隅には面白い石像がある。(写真3)
この寺を紹介しているサイトには必ず登場するのだが、最初見たときの印象から言えば、これはお地蔵様であろうか。
お地蔵様とはもちろん地蔵菩薩のことで全然姿が違うが、広く親しまれる中で色々な変り種が存在する。
これはそういう変わり地蔵のたぐいで、さしずめ夫婦地蔵とでも言うようなものであろう。
石標は石段の登り口にある。(写真4)

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