児島八十八か所巡礼 第18番 金剛庵
玉野市
5月15日、今までは空いている時間に気ままに札所を訪問していたが、段々と自宅から遠くなり、この日からは半日程度の時間を取って巡礼をすることにした。
まず最初は第18番札所の金剛庵。
ここは玉野から児島方向に向かって走り、渋川海水浴場を過ぎたところの右手にあってわかりやすい。
季節の花がきれいに咲いており、地域の人に手入れされ、大切にされていることがわかる。
札所は小さなお堂で、休憩スペースのある向拝が設けられている。(写真1)
それとは別にお堂の隣に潮風亭という看板のある休憩所がある。(写真2)
児島88か所の休憩所で名称があるのはここだけであろう。
その名のとおり、海からの風が心地よい。
札所のすぐ近くには渋川港があり、遠くに瀬戸大橋も見える。(写真3)
第18番から次の札所のあたりは、海岸線を沿う道路から児島88か所の中でも大変風光明媚な風景を臨める。
このあたりを含めた備讃瀬戸一体は昭和9年に霧島、雲仙とともにわが国で最初に国立公園に指定されている。
児島88か所の魅力のひとつは、このように美しい瀬戸内海の景色をいたるところで味わうことができることである。
石標はお堂から少し離れて県道の傍にある。(写真4)

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