児島八十八か所巡礼 第62番 洞泉庵
玉野市
久昌寺に続いて洞泉庵を訪問するが、かなりわかりにくい。
荘内小学校を目指して行き、そこから500メートルほど西へ行った集落の中にある。
池田光政の寺院整理によって廃寺になった禅宗の西福寺の跡にお堂を建てたと言われており、「児島八十八ヶ所道案内」には大師堂と記されている。
洞泉庵の名の由来は不明。
現在は大正年間に改築された宝形造りのお堂と、その前に休憩所がある。(写真1)
この休憩所は妻入りの入母屋造りで、お堂に対する拝殿のような形だ。
梁は太い木材を組み合わせており、なかなか立派である。(写真2)
休憩所の横には手押し式のポンプを使っている井戸があった。(写真3)
札所を廻る中でいくつか井戸を見たが、現役で使われているのは初めてだと思う。
石標は札所番号だけのもの。(写真4)

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