巨木探訪:広島県東部〜島根県東部2日目(3)
志多備神社のすぐ南から東に山を越えると国432に出ることができる。
ここからは帰途となるのだが、安来市に入る手前の八雲町深原には「荒神のケヤキ・イチョウ」という巨木があるらしい。
しかし所在地がピンポイントで掴めておらず、また時間の配分もあってこれは省略。
国432をひたすら南下していると眼前にいきなり大きなダムが現れた。
広瀬町布部にある布部ダムである。
時間があればゆっくりと見たいところだが、そこまでの余裕はない。
それでもちょっとだけ足を止め、写真を撮った。
ところで、私は朝食にサンドイッチを食べたきり、何も食べていなかった。
正直、めちゃめちゃ空腹。
しかし何か食べようにもルートにはそういう店はないのであった。
もしかして奥出雲町の道の駅まで行けば何かあるのではないか…と思い、奥出雲町で「道の駅酒蔵奥出雲交流館」に立ち寄った。
しかし、残念ながらここには食事できる店はなかった。
仕方なく土産だけを買って次に進むことにする。
道の駅から2kmほど進んで左手の大仁広域農道へと入り、県107へと下りる。
「竹崎のカツラ」(幹周16.5m、樹齢推定300年以上)
県107を1.5kmほど東に進んで県108に右折。
そのまま鳥取県との県境近くまで走ると右手に斐乃上温泉に入る道があるので右折。
道なりに進むと斐乃上荘の手前の路傍に国天然記念物「竹崎のカツラ」の標柱がある。
案内板もあるが、それによるとカツラまで593m。
ゲッ!空腹で山を登るのか…。
カツラまでの道は前半でどんどん標高を稼ぎ、後半は比較的平坦な道である。
登り始めてからカツラまでは13分であった。
こちらのカツラも主幹を失っており多数の支幹の株立ちである。
傍らにはお約束の渓流があり、やはりカツラは山中の樹よのう…と感ずる。
樹直下の板橋が途切れていたが、狭い渓流だったので石伝いに渡り根元まで行ってみた。
カツラまでの往復で30分以上を費やした。
県108→107→県15と戻ると国314に出るのだが、すぐ近くには『奥出雲たたらと刀剣博物館』がある。
ここには立ち寄る予定だったのだが、空腹だし、時間もない。
うーん…。
ちょっと迷ったが少しくらいならばいいか、と結局寄ることにした。
写真左手の方にあるオブジェは『八叉のおろち』を表している。
詳細についてはネットで検索してください。
そそくさと刀剣館を済ませて国314を南下。
広島県との県境近くの『道の駅奥出雲おろちループ』でやっと昼食にありついた。
出雲では食べることのできなかったソバをこんなところで食べようとは…。
一息ついて再び庄原市へ県境越えである。
時刻は既に3時半、この後どこまで回れるか!?
「熊野神社の老スギ」(8.1・7.8・7.2m他、樹齢推定300年以上)
西城町油木で油木駅から西に入る(県256)。
細い道の突き当りを左折すると農道に繋がっているのでそのまま進む。
2つのトンネルを抜けて5〜600mくらい行くと熊野神社への案内標識がある。
駐車場はあるのだが車は1台も止まっていなかった。
熊野神社は相当に古い神社で奈良時代には比婆大社という名称だったとのこと。
神社の前の大鳥居の額は比婆大社と掲げられている。
(よく見ればでっかいスズメバチの巣が4つもくっついており、最初は装飾かと思った。)
参道には見事なスギが立ち並び、中でも最大のスギは参道に入って少し先の右手に立っているスギであり、これが県下第2位。
その手前の左手にあるスギ(一部鉄板で覆われている)が県下第3位、参道中ほどの右手にあるスギが県下第4位である。
当然の如く県天然記念物なのであるが、社叢全体で目通り5mを越えるスギが11本、広島県下のスギの番付50位のうち26本がこの熊野神社にあるとのこと。
裏山まで行ってみたが、なるほど裏山にも巨スギがあった。
それはそれとして…。
私の注意を引いたのは駐車場の向かいにある『さざなみ茶屋』であった。
『土日祭日のみ営業します』と記された看板の土・祭日には×印が付けられている。
私が訪れたのは日曜日であるが、営業はしていなかった。
時刻が遅いからなのか?
それにしては営業しているような形跡はなかった。
もしかして既に廃業しているのでは…。
そして茶屋の店先には水槽があり、そこにはひっそりと魚が泳いでいた!
むむ、これは…と思い近づいてみると、県天然記念物の「ゴギ」という魚である旨の説明板まで取り付けられている。
イワナの一種であるらしいのだが、誰か面倒を見ているのだろうか?
ま、生きているところを見ると世話をしている人がいるのだろうが、こんな人気のない所の水槽の中で泳いでいる魚の存在価値って一体…?
茶屋の営業日から考えて、かつてはけっこう参拝者がいたのだろうなぁ…と、栄枯衰勢を感じてしまう。
ここからは帰途となるのだが、安来市に入る手前の八雲町深原には「荒神のケヤキ・イチョウ」という巨木があるらしい。
しかし所在地がピンポイントで掴めておらず、また時間の配分もあってこれは省略。
国432をひたすら南下していると眼前にいきなり大きなダムが現れた。
広瀬町布部にある布部ダムである。
時間があればゆっくりと見たいところだが、そこまでの余裕はない。
それでもちょっとだけ足を止め、写真を撮った。
ところで、私は朝食にサンドイッチを食べたきり、何も食べていなかった。
正直、めちゃめちゃ空腹。
しかし何か食べようにもルートにはそういう店はないのであった。
もしかして奥出雲町の道の駅まで行けば何かあるのではないか…と思い、奥出雲町で「道の駅酒蔵奥出雲交流館」に立ち寄った。
しかし、残念ながらここには食事できる店はなかった。
仕方なく土産だけを買って次に進むことにする。
道の駅から2kmほど進んで左手の大仁広域農道へと入り、県107へと下りる。
「竹崎のカツラ」(幹周16.5m、樹齢推定300年以上)
県107を1.5kmほど東に進んで県108に右折。
そのまま鳥取県との県境近くまで走ると右手に斐乃上温泉に入る道があるので右折。
道なりに進むと斐乃上荘の手前の路傍に国天然記念物「竹崎のカツラ」の標柱がある。
案内板もあるが、それによるとカツラまで593m。
ゲッ!空腹で山を登るのか…。
カツラまでの道は前半でどんどん標高を稼ぎ、後半は比較的平坦な道である。
登り始めてからカツラまでは13分であった。
こちらのカツラも主幹を失っており多数の支幹の株立ちである。
傍らにはお約束の渓流があり、やはりカツラは山中の樹よのう…と感ずる。
樹直下の板橋が途切れていたが、狭い渓流だったので石伝いに渡り根元まで行ってみた。
カツラまでの往復で30分以上を費やした。
県108→107→県15と戻ると国314に出るのだが、すぐ近くには『奥出雲たたらと刀剣博物館』がある。
ここには立ち寄る予定だったのだが、空腹だし、時間もない。
うーん…。
ちょっと迷ったが少しくらいならばいいか、と結局寄ることにした。
写真左手の方にあるオブジェは『八叉のおろち』を表している。
詳細についてはネットで検索してください。
そそくさと刀剣館を済ませて国314を南下。
広島県との県境近くの『道の駅奥出雲おろちループ』でやっと昼食にありついた。
出雲では食べることのできなかったソバをこんなところで食べようとは…。
一息ついて再び庄原市へ県境越えである。
時刻は既に3時半、この後どこまで回れるか!?
「熊野神社の老スギ」(8.1・7.8・7.2m他、樹齢推定300年以上)
西城町油木で油木駅から西に入る(県256)。
細い道の突き当りを左折すると農道に繋がっているのでそのまま進む。
2つのトンネルを抜けて5〜600mくらい行くと熊野神社への案内標識がある。
駐車場はあるのだが車は1台も止まっていなかった。
熊野神社は相当に古い神社で奈良時代には比婆大社という名称だったとのこと。
神社の前の大鳥居の額は比婆大社と掲げられている。
(よく見ればでっかいスズメバチの巣が4つもくっついており、最初は装飾かと思った。)
参道には見事なスギが立ち並び、中でも最大のスギは参道に入って少し先の右手に立っているスギであり、これが県下第2位。
その手前の左手にあるスギ(一部鉄板で覆われている)が県下第3位、参道中ほどの右手にあるスギが県下第4位である。
当然の如く県天然記念物なのであるが、社叢全体で目通り5mを越えるスギが11本、広島県下のスギの番付50位のうち26本がこの熊野神社にあるとのこと。
裏山まで行ってみたが、なるほど裏山にも巨スギがあった。
それはそれとして…。
私の注意を引いたのは駐車場の向かいにある『さざなみ茶屋』であった。
『土日祭日のみ営業します』と記された看板の土・祭日には×印が付けられている。
私が訪れたのは日曜日であるが、営業はしていなかった。
時刻が遅いからなのか?
それにしては営業しているような形跡はなかった。
もしかして既に廃業しているのでは…。
そして茶屋の店先には水槽があり、そこにはひっそりと魚が泳いでいた!
むむ、これは…と思い近づいてみると、県天然記念物の「ゴギ」という魚である旨の説明板まで取り付けられている。
イワナの一種であるらしいのだが、誰か面倒を見ているのだろうか?
ま、生きているところを見ると世話をしている人がいるのだろうが、こんな人気のない所の水槽の中で泳いでいる魚の存在価値って一体…?
茶屋の営業日から考えて、かつてはけっこう参拝者がいたのだろうなぁ…と、栄枯衰勢を感じてしまう。