巨木探訪:広島県東部〜島根県東部2日目(4)
「熊野の大トチ」(幹周7.1m、樹齢不明)
熊野神社から南に下り、県254に突き当たったところで右折。
500mほど西に進むと「熊野の大トチ」の案内板がある。
この樹も是非とも訪ねたかった樹で、国天然記念物である。
左折して細い道を進むと、程なく右手下方にトチノキが見える。
さすがに駐車スペースも完備。
トチノキは渓流の対岸にあるのだが、遊歩道も付けられているので探訪に支障はない。
中国地方では最大のトチノキで、山中で根を張っている様子はさながら老将の趣である。
根元には空洞があるのだが、この空洞は人が30人も入れるほどの大きさとのことである。
遊歩道の傍らには映画『ヒナゴン』ロケ地の碑が建てられていた。
来た道を国314まで戻り南下。
備後落合で国183と合流するが、ここはそのまま314を進む。
「小奴可の要害桜」(幹周5.7m、樹齢約300年)
国道を挟んでJR芸備線小奴可駅へ行く道の反対側の道へ入る。
突き当りを左手に進んで行くと空地があり、片隅にサクラ募金の立札があるのでここが駐車場なのだろう。
坂道を登って行くと左手に県天然記念物の要害桜が見えた。
樹種はエドヒガンである。
この地にはかつて亀山城があり、サクラはその居館跡の一角にあることから要害桜の名で呼ばれている。
周辺は整備され、入口の矢印に従って斜面を登って行くと上からサクラを見下ろすことができる。
見る方向によって様相の変わる樹であるが、坂道から水平の位置で見た姿がいちばん美しいように思える。
幹はかなりゴツゴツしているが、一部に樹医の治療痕が見られた。
地元の人々も何とかサクラを存続させようと頑張っているのであろう。
立札はあっても募金箱がないので協力はできなかった。
「森湯谷のエドヒガン」(幹周5.06m、樹齢不明)
要害桜から直線距離で約2km南の湯谷集落にあるサクラである。
地図では要害桜から湯谷に抜ける道が記されているのだが、細い道のようなので一旦国道に戻り県57からアプローチ。
県57の入口は非常に狭いので要注意。
300mも進むと幅員が広くなるのだが、その四つ辻を右手に入り北向きに逆行。
およその位置の見当はついていたので道路の左手を見ながら走っていると、高台の上にサクラの樹冠が見えた。
この樹も県天然記念物である。
地上1.5mの位置で大きく2幹に分かれ、さらに上方へと枝を伸ばしている。
幹はゴツゴツとしておらず、全体的にスラっとした姿形である。
周辺はただいま整備中の様子。
ここにもサクラ募金の立札があったが、こちらには募金箱がついていたので些少ながら協力した。
「白鬚神社のスギ・ケヤキ」(幹周8.2m、樹齢不明)・ケヤキ(幹周5.0m、樹齢不明)
先ほどの四つ辻を広くなった県57に進むと、300mほどで右手に白鬚神社がある。
ここは社叢が市天然記念物に指定されており、社頭の左手、潅木の茂みの中に非常に分かりづらいがケヤキの巨木がある。
鳥居を潜って裏側から見ると幹は2幹に分かれており、樹肌の具合からして比較的若そうなケヤキに見える。
石段を登って行くと社殿の前方に根がつながっているスギがあり、これもなかなかの巨木である。
よく見ると背後から細めの支幹があり、一応3幹のスギということになるがなかなか面白い。
そして社叢の中で最大のスギは社殿の左手の端にある。
御神木となっている2幹のスギであるが、説明板にも書かれているように合体木であろう。
「連理比翼大杉」の名称がつけられているとのことである。
これで予定の探訪は終了。
最後は東城インターから中国道へ。
帰宅は午後8時前、2日間の走行距離は630kmであった。
今回も駆け足の強行軍であったが、たくさんの素晴らしい巨樹巨木に出会えて有意義な2日間であった。
熊野神社から南に下り、県254に突き当たったところで右折。
500mほど西に進むと「熊野の大トチ」の案内板がある。
この樹も是非とも訪ねたかった樹で、国天然記念物である。
左折して細い道を進むと、程なく右手下方にトチノキが見える。
さすがに駐車スペースも完備。
トチノキは渓流の対岸にあるのだが、遊歩道も付けられているので探訪に支障はない。
中国地方では最大のトチノキで、山中で根を張っている様子はさながら老将の趣である。
根元には空洞があるのだが、この空洞は人が30人も入れるほどの大きさとのことである。
遊歩道の傍らには映画『ヒナゴン』ロケ地の碑が建てられていた。
来た道を国314まで戻り南下。
備後落合で国183と合流するが、ここはそのまま314を進む。
「小奴可の要害桜」(幹周5.7m、樹齢約300年)
国道を挟んでJR芸備線小奴可駅へ行く道の反対側の道へ入る。
突き当りを左手に進んで行くと空地があり、片隅にサクラ募金の立札があるのでここが駐車場なのだろう。
坂道を登って行くと左手に県天然記念物の要害桜が見えた。
樹種はエドヒガンである。
この地にはかつて亀山城があり、サクラはその居館跡の一角にあることから要害桜の名で呼ばれている。
周辺は整備され、入口の矢印に従って斜面を登って行くと上からサクラを見下ろすことができる。
見る方向によって様相の変わる樹であるが、坂道から水平の位置で見た姿がいちばん美しいように思える。
幹はかなりゴツゴツしているが、一部に樹医の治療痕が見られた。
地元の人々も何とかサクラを存続させようと頑張っているのであろう。
立札はあっても募金箱がないので協力はできなかった。
「森湯谷のエドヒガン」(幹周5.06m、樹齢不明)
要害桜から直線距離で約2km南の湯谷集落にあるサクラである。
地図では要害桜から湯谷に抜ける道が記されているのだが、細い道のようなので一旦国道に戻り県57からアプローチ。
県57の入口は非常に狭いので要注意。
300mも進むと幅員が広くなるのだが、その四つ辻を右手に入り北向きに逆行。
およその位置の見当はついていたので道路の左手を見ながら走っていると、高台の上にサクラの樹冠が見えた。
この樹も県天然記念物である。
地上1.5mの位置で大きく2幹に分かれ、さらに上方へと枝を伸ばしている。
幹はゴツゴツとしておらず、全体的にスラっとした姿形である。
周辺はただいま整備中の様子。
ここにもサクラ募金の立札があったが、こちらには募金箱がついていたので些少ながら協力した。
「白鬚神社のスギ・ケヤキ」(幹周8.2m、樹齢不明)・ケヤキ(幹周5.0m、樹齢不明)
先ほどの四つ辻を広くなった県57に進むと、300mほどで右手に白鬚神社がある。
ここは社叢が市天然記念物に指定されており、社頭の左手、潅木の茂みの中に非常に分かりづらいがケヤキの巨木がある。
鳥居を潜って裏側から見ると幹は2幹に分かれており、樹肌の具合からして比較的若そうなケヤキに見える。
石段を登って行くと社殿の前方に根がつながっているスギがあり、これもなかなかの巨木である。
よく見ると背後から細めの支幹があり、一応3幹のスギということになるがなかなか面白い。
そして社叢の中で最大のスギは社殿の左手の端にある。
御神木となっている2幹のスギであるが、説明板にも書かれているように合体木であろう。
「連理比翼大杉」の名称がつけられているとのことである。
これで予定の探訪は終了。
最後は東城インターから中国道へ。
帰宅は午後8時前、2日間の走行距離は630kmであった。
今回も駆け足の強行軍であったが、たくさんの素晴らしい巨樹巨木に出会えて有意義な2日間であった。