芳井町(5)
巨木探訪:芳井町(5)
さて、閑話休題。
次の目的は芳井町天神峡にある「天神社のモミ」。
『芳井支所前』の信号に戻り、左折して県9に進む。
天神峡までは1.5kmほどの距離であるが、道路左手に小さな神社がある。
地図上では黒丸神社と表示されているが、天神社は黒丸神社と敷地続きで並んでいる。
周囲にはモミ、スギの木立が並んでおり、どれも結構な大きさであるが、中でも一番大きいのがこのモミであろうか。

    カヤ     カヤ
地図はこちらへ

これで芳井町を終えることにする。
帰路は来た道をそのまま戻り国486へ。
井原の市街地を過ぎて『西新町』の信号を左折し、県291に入る。
山の中をどんどん上って行くと、ぶどうの産地で有名な青野地区がある。
青野小学校の横を過ぎたところで広域農道との交差点があるので左折。
この広域農道は未開通で途中から通行止めになるのだが、通行止め個所から左手の道に入り、さらに山の方に上って行った先の民家に「仁井山のヤブニッケイ」という巨木があるらしい。
地番表示された地図を頼りに行ってみたのだが、残念ながらこれは確認できなかった。

県291に戻りそのままさらに北上していくと、やがて美星町黒忠地区で県77に突き当たる。
ここで右折し3kmほど西進し、美星町明治の広域農道との交差点の200mほど手前を左に入る。
1kmほど進んで右手の山の斜面に民家が点在するあたりに「向東のアラカシ」があるはずである。
しかし、周辺を隈なく探してみたがアラカシの所在は掴めなかった。
「向東のアラカシ」は幹周5mを越える巨木なので是非観たかったのだが…。
ちなみにこの場所は『井原市文化財ガイドマップ』に付されている地図から判断したものである。
地番や略図は記されておらず、これでは探そうにもさっぱりわからんではないか。
以前にも書いたが『井原市文化財ガイドマップ』、不親切である。

それにしても最後の2本の樹、帰路に回した判断は正しかったようである。
この地域を探訪することはもうないかもしれない、そう思うと少し寂しい気もするが仕方がない。
そのまま県77→県48→県408と山を下り、国486を通って来た道を帰った。

一番上へ