佐用町
巨木探訪:赤穂郡上郡町(3)〜佐用郡佐用町(1)
ビャクシンを堪能した後は国373に戻り北上。
2kmほど先の赤松地区のはずれで右折して集落内に入ると、すぐに左手上方に大きな樹が見える。
「松雲寺のカヤ(4.95m)」である。
案内板によると樹齢700年、西播で最大のカヤとのこと。
青々と繁った葉に衰えは見られない。

こちらの境内にも3mくらいのイチョウがあった。
気根は多くないので比較的若い樹であろう。
すっきりとした形の良いイチョウである。

                カヤ
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さらに北上。
佐用郡佐用町に入ってすぐの大酒地区。
(これも大避と同じ意だと思うが、私にとっては、なんてすてきな名前だ!)
国373のすぐ右手に三社八幡宮があるが、ここにはムクノキの巨木がある。
どこにあるのだろうと思ったら、拝殿の後方の藪の隅に立っていた。
蔓の巻き付いた幹を斜め上方に伸ばしているムクノキは、樹齢400年、幹周4.4mとのことである。
樹下はただいま砂防ダムの建設中のため、ネットが張られ進入禁止。
(それでも藪の方から樹下までは行ったが。)

すぐ傍には町指定のカゴノキもあるが、こちらは巨木ではない。

                ムクノキ
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心配していたとおり雨がパラついてきた。
ここからは上月を経て佐用の中心部まで一気に上る。
町並を抜けて国179が再び国373に分かれる交差点で右折し、細い道に入る。
入って100mも進むと「佐用の大イチョウ」の案内板が目についた。
そのまま進むと駐車場らしき場所(自治会管理地?)がある。
車を降りるとすぐに高台になっており、そこには大イチョウが悠然たる姿で立っていた。
このイチョウは樹齢1000年、幹周8.61mで県指定である。
正面から見てもすごいが、裏手に回ってみると横に伸びている太い幹も頼もしい。
全体は5本の幹から成っており、一部には空洞があるらしくシートで保護されていた。
周囲のフェンスには『民謡いちょうばやし』という歌も張りつけられており、まさにこの町のシンボルなのであろう。
同時にイチョウも小高い丘から、町を見守り続けているのだろう。

           イチョウ
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