吉備中央町方面
巨木探訪:賀陽町(3)
31号線に戻り東に向かい、竹荘の町並みに入るとここも秋祭りの真っ最中。
吉備中央町賀陽庁舎を少し過ぎたところで左折し県道369号線を上って行く。
3.5kmほど進むと左手に大平山3.3km、天福寺1.3kmの案内があるので左折し、山道を登って行くと行き着いた先が天福寺。
町指定のイチョウと指定ではないがかなり立派なモミがある。
説明板を見るとこのイチョウは「大鴨脚樹」と表記されている。
確かに『鴨脚』とはイチョウの別名であるのだが、なぜわざわざこうした表記をしたのかは不明。
立派なイチョウであるが幹に開いている穴に焼け焦げた痕があったのが気になった。
モミの方はというとこちらはなかなかの根回りで幹周もかなりある。
データでは5mということだが5m級のモミは初めて見た。
真っ直ぐと天に向かい枝振りも良い。

  流れ柿  流れ柿
地図はこちらへ

天福寺からは来た道を戻り、再び31号線へ。
4kmほど東進すると田土地区の中心地である下竹荘の町並みになる。
ここで右折し県道57号線に入るのだが、宇甘川を渡ってすぐの右手の川合神社に寄った。
データではここにカシの巨木があるはずなのだが…一見してそれらしき樹はない。
ただ川側にあるカシが面白い形をしていた。
正面から見ると幹周の直径は2mくらいはありそうなのだが、90度横に回るとその3分の1くらいの厚みしかないのである。
部分的に向こう側が透けて見える箇所もある。
樹冠も一部枯れかけているようで『大丈夫か?』と思ったが、意外に樹勢はありそうなので何とか頑張って欲しいものである。

                カシ
地図はこちらへ

さて、帰路は県57から国484を吉備高原都市に向かい、県72で岡山市内へ。
思ったよりも時間のかからない探訪であった。


一番上へ