総社市
巨木探訪:総社市(5)
御前神社からさらに右手の山中に進んで行くと菅という集落があり、そこには市指定のスダジイがあるらしいのだが所在地の特定ができておらず、山中を彷徨うのも嫌なので、深追いするのを止めて県306に戻る。
500mほど進むと今度は左手に『←高間山キャンプ場』という標識があるので左折。
細い山道をくねくねと登って行く。
3kmほど進んで行くとようやく民家が見える。
地図を頼りに高間熊野神社に到着。
この辺り一帯もまた県郷土記念物に指定されている。
データによると高間にはタブノキの巨木が3本、ケヤキが1本あるはずである。
しかも観光情報によると『地続きの道下には県下5指に入るタブの大樹が2本ある』と紹介されているのだが、どれがそうなのか、さっぱりわからない。
拝殿の左手に比較的よく目立つ1本の樹があったので写真を撮った。
樹肌の様子からして、クヌギであろうか?

                クヌギ
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下りは来た道とは逆方向に向かう。
キャンプ場への入口を過ぎると道が広くなり、こちらから登った方が楽であったことを知った。
ところで、再び県306に戻ったところの合流点(梶川のバス停)に『魔法神社』というステキな名前の神社がある。
神社自体は何の変哲もない普通の村社で、魔術である魔法とは何の関係もないのだが、名前に惹かれて訪れる人が結構いるようである。
(ネットで検索するとかなりの数がヒットする。興味のある方は検索されたい。)

それはさておき。
次は魔法神社から500mほど先の槁(けやき)地区の大山祇神社に向かう。
途中、道が大きく左にカーブするところで右手の斜面の民家の傍らにある大きな樹が目に入った。
やり過ごしてすぐ先の槁公会堂に車を停め、まずは神社の方に。
境内に入ると最初にイチョウの巨木がある。
データによると幹周3.54m、樹高20m。
他にもタブノキやケヤキの巨木があるはずなのであるが、またまたさっぱりわからない。
イチョウにだけ挨拶をして民家の傍らの巨木の方に向かった。

                イチョウ
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こちらはエノキであろうか?
かなりの幹周であるが特別に大切にされている風でもなく、何気に生活に溶け込んでいるといった具合である。
データには(この地区かどうかは定かでないが)幹周4.55mのエノキが載せられているので、この樹かもしれない。
田んぼの裏道から樹下まで侵入して写真を撮ったが、近くに人影が見えたので退散。
別に悪いことをしているわけではないのだが、このあたりが私の弱いところである。
とりあえず「槁のエノキ」と命名。

               エノキ
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さて、ここからは県306を北東に下って賀陽町に向かう。
              (賀陽町への続きはこちら)

総社市北部には宇山など未探訪の地、そして未確認の樹もまだまだあるが、とりあえず総社市シリーズはこれで終わりである。


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