津山市阿波村
巨木探訪:〜阿波村
県6から3.5kmほど進めば阿波村の中心地である。
町並みに入って唯一の信号の左手にある阿波八幡宮にまず寄ることにした。
神社のすぐ下は民家の敷地なので、道路沿いの消防器庫の横に駐車。
ここは社叢全体が村指定になっている。
メインはスギで、大きいもので5m級くらいか…最も目立っていたのが社殿左手にあるスギである。
他にも注連縄を張った御神木が7〜8本くらいあった。

                スギ
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神社を出て100mほど進むと左手に『←尾所の桜』の標識がある。
左折して道なりに800mほど進むと道路右手にサクラがあるのだが、その200mほど手前の民家の傍らに「阿波のアスナロ」がある。
幹周3.1m、樹高14mということで、見た目にはそれほどの巨木ではないが、これは樹種の関係上仕方なかろう。
資料には『3主枝が根元で合一』と書かれているが、主枝は1本になってしまっている。
樹勢が弱まってきているのだろうか?

                アスナロ
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そして「尾所の桜」。
サクラとしては県下で第4位の幹周である。
平成8年に県指定に昇格しただけあって周辺はきれいに整備されている。
樹医の治療も行われており、手厚く保護されている様子である。
石碑の裏に由来が刻まれているが、それによると『1450年にこの地を通った山伏が休憩した際に忘れていった杖が根付いて桜となった』とのこと。
北の方なので開花は遅いのであろう、若葉の間に花のガクが残っており、全体にちょっと赤味がかって見える。
醍醐桜のように満開の時期には多くの人々が訪れるのだろうか…?
(周辺の農道の拡張が行われているのは桜と関係があるのだろうか…?)

           サクラ
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