巨木探訪:奥津町(2)
国179に戻り2kmほど南下すると『道の駅奥津温泉』があるが、その少し手前で右折し温泉街に入る。
奥津橋を渡り、奥津温泉郵便局の角を右折すると登り坂になる。
150mほど先を右に曲がって進んで行くと左手前方に突出した樹が見える。
『寶樹寺のモミ』である。
資料によれば幹周は5.2mで県下第3位。
寶樹寺は明和の時代にこの地に移転され、モミはその頃より現存したものらしい。
移転前は法住寺と称していたことから、寶樹寺という名前もモミに因んだのであろうか…。
幹に空洞ができたため平成4年に樹医の治療が施された、とのことで治療痕も痛々しいが、樹勢は意外と良さそうである。
温泉の高台から町を見守り続けてほしいものである。
温泉街に戻り町並みを下って行くと、奥津バイパスの下をくぐって奥津渓に入って行く(旧国179)。
大釣橋を渡ってすぐの左手に中国銀行青楓荘があるが、この付近の渓谷の斜面に「大釣のアカガシ」があるはず。
とりあえず道路向かいの青楓荘の駐車場に車を停めて探索開始。
まずは大釣橋から渓谷の両岸を眺めてみる。
しかし見える範囲にそれらしき樹は無い。
上流左岸には樹木はほとんど無いので青楓荘の横から上流右岸沿いの散策路を歩いてみた。
しかしここにも見当たらない。
橋に戻ると下流左岸にも散策路があるのでこちらに進みつつ、対岸にも目を配る。
が、やはりそれらしき樹影は見えない。
やれやれ、これじゃどこにあるのか、さっぱりわからんじゃないか…。
駐車場に戻ろうとすると1台の車が停まるのが見えた。
若いカップルが降りてきて対岸(下流右岸)を渓谷の方へ下りて行く様子である。
おや、あそこには道があったのか…と駐車場に戻ってみると、駐車場から南に向けて散策路が設けてある。
さっそく歩を進めると、眼前に見慣れた立杭があるではないかいな!
「大釣のアカガシ」は杭の直下の散策路の傍らに立っていた。
なーんだ、こんなところにあったのか…最初からこちらを探せば良かった…。
渓流の斜面、という言葉に、とりあえず橋から見ればわかるだろう、と思った私が迂闊だった。
いや、というより、その橋の上に立ってみたかったのかもしれないが…。
アカガシは幹が完全に苔生し、内部には空洞もある様子。
一見したところでは樹種がアカガシとは気付かない。
一応注連縄が張られているので御神木ということなのだろうか…。
それにしてもこの渓谷は美しい。
大釣橋の青色と周囲の緑とが良くマッチしており、周囲の岩石や川床も変化に富んでいる。
樹行とは関係なく、また訪れてみたい場所である。
渓谷を後にバイパスに戻り南下。
大釣トンネルを抜けるとすぐに右手に県116があるので右折。
県道の入口には「七色樫」の大きな案内板が立っている。
小さな峠を越えると、右手前方の山裾に1本だけ色の違った樹が立っているのが遠目でもよく分かる。
県指定の「七色樫」(別名:虹の木)は季節によって次々と色を変えるということであるが、現在は黄緑色。
田んぼの中を樹下に続く道が1本通っているので、樹下まで車で辿り着くことができる。
この樹は幹周1.5m、いわゆる巨木ではないのだが見ておいて損はないだろう。
実生も無く、取り木・挿し木もできないし、色の変化の原因も不明という不思議な樹である。
奥津橋を渡り、奥津温泉郵便局の角を右折すると登り坂になる。
150mほど先を右に曲がって進んで行くと左手前方に突出した樹が見える。
『寶樹寺のモミ』である。
資料によれば幹周は5.2mで県下第3位。
寶樹寺は明和の時代にこの地に移転され、モミはその頃より現存したものらしい。
移転前は法住寺と称していたことから、寶樹寺という名前もモミに因んだのであろうか…。
幹に空洞ができたため平成4年に樹医の治療が施された、とのことで治療痕も痛々しいが、樹勢は意外と良さそうである。
温泉の高台から町を見守り続けてほしいものである。
温泉街に戻り町並みを下って行くと、奥津バイパスの下をくぐって奥津渓に入って行く(旧国179)。
大釣橋を渡ってすぐの左手に中国銀行青楓荘があるが、この付近の渓谷の斜面に「大釣のアカガシ」があるはず。
とりあえず道路向かいの青楓荘の駐車場に車を停めて探索開始。
まずは大釣橋から渓谷の両岸を眺めてみる。
しかし見える範囲にそれらしき樹は無い。
上流左岸には樹木はほとんど無いので青楓荘の横から上流右岸沿いの散策路を歩いてみた。
しかしここにも見当たらない。
橋に戻ると下流左岸にも散策路があるのでこちらに進みつつ、対岸にも目を配る。
が、やはりそれらしき樹影は見えない。
やれやれ、これじゃどこにあるのか、さっぱりわからんじゃないか…。
駐車場に戻ろうとすると1台の車が停まるのが見えた。
若いカップルが降りてきて対岸(下流右岸)を渓谷の方へ下りて行く様子である。
おや、あそこには道があったのか…と駐車場に戻ってみると、駐車場から南に向けて散策路が設けてある。
さっそく歩を進めると、眼前に見慣れた立杭があるではないかいな!
「大釣のアカガシ」は杭の直下の散策路の傍らに立っていた。
なーんだ、こんなところにあったのか…最初からこちらを探せば良かった…。
渓流の斜面、という言葉に、とりあえず橋から見ればわかるだろう、と思った私が迂闊だった。
いや、というより、その橋の上に立ってみたかったのかもしれないが…。
アカガシは幹が完全に苔生し、内部には空洞もある様子。
一見したところでは樹種がアカガシとは気付かない。
一応注連縄が張られているので御神木ということなのだろうか…。
それにしてもこの渓谷は美しい。
大釣橋の青色と周囲の緑とが良くマッチしており、周囲の岩石や川床も変化に富んでいる。
樹行とは関係なく、また訪れてみたい場所である。
渓谷を後にバイパスに戻り南下。
大釣トンネルを抜けるとすぐに右手に県116があるので右折。
県道の入口には「七色樫」の大きな案内板が立っている。
小さな峠を越えると、右手前方の山裾に1本だけ色の違った樹が立っているのが遠目でもよく分かる。
県指定の「七色樫」(別名:虹の木)は季節によって次々と色を変えるということであるが、現在は黄緑色。
田んぼの中を樹下に続く道が1本通っているので、樹下まで車で辿り着くことができる。
この樹は幹周1.5m、いわゆる巨木ではないのだが見ておいて損はないだろう。
実生も無く、取り木・挿し木もできないし、色の変化の原因も不明という不思議な樹である。