公園を出て栗子地区へ。
ここには「庵寺のイチョウ」という樹があるらしい。
26号線を走りながら左手をチラチラ見ると、それらしい樹があった。
集落内の道に車を進めることは可能なようであったが、念のため道路反対側の吉井川河川敷に下りる道の入り口に車を停めた。
地区内を歩いて行くと、目的の樹は『吉岡地区加工等研究施設』という建物の敷地に立っていたのだが…
整枝され、随分とすっきりした姿になってしまっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　

栗子地区を後に１kmほど北上し、県道52号線との交差点を右折し勝久橋を渡る。
道なりに進んで行くと、５kmほど走ったところで道路の右手の田んぼの中に一本のスギが立っている。
町重要文化財、名木百選の「安井の一本杉」である。
樹の50mほど先に右手に入る道があり、そこの路肩のスペースに車を停めた。
樹下には石の鳥居が設けられ、高比野神社の遥拝所を兼ねているとのことで、その由来が説明版に書いてあった。
一本だけ立っている樹は孤独というよりも、伸び伸びとした空間を楽しんでいるようであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　

ここでＵターンして500ｍほど戻ると、左手に大宮神社がある。
ここには名木百選のイチョウとスギの巨木がある。
道路脇に看板があるので見落とすこともなく、境内まで車で入ることができた。
ここのイチョウは串ダンゴのように整枝されている。
スギの方は下枝がなく真っ直ぐに伸び、いかにもスギ、という形。
私としては野性味がある樹の方が好きなのだが…