吉野川流域を巡る
巨木探訪:吉野川流域を巡る:2日目(4)
「春日の大クス」
国192を南に進み、鮎喰川に当たったところで県207を経て県21を西へ。
入田町入田小学校の正面信号を北に入った入田春日橋の袂、春日神社の跡地に立っている。
市天然記念物、樹齢800年、幹周8.6m。
樹高は意外と高くないのだが、横に広がった枝振りが美しい樹である。
枝打ちもほとんどされていない様子で、枝の先端の低いところには手が届く。
手を伸ばし、風に吹かれて揺れる枝端に同調していると、恋人と手を繋いでいるような安らかな気持ちになれる・・・かも(笑)。

           クスノキ

  クスノキ  クスノキ
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「蔵王権現社のクスノキ」
県21を通って一気に市内に引き返し、中鮎食橋の袂まで戻って県30を東へ。
県1との交差点の手前右手の方に入る。
車を置く場所がないので近くのキョーエイに置いて徒歩で訪ねる。
市指定保存樹木、樹齢不明、幹周9.3m。
主幹が完全に欠損、支幹だけが残っている。
しかし本来の幹はかなりの太さ。
少し樹勢が良くなさそうで気になる。

           クスノキ

  クスノキ  クスノキ
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「龍王さんのクス」
ここで市街地に入り、徳島駅北の徳島中央公園を訪ねる。
公園の見所はいろいろあるのだろうが、私が目指すのはこのクスノキだけ。
順路上、東側の駐車場に入ったが、まず入園までの待ち時間をロス。
公園に入ってからは脇目も振らずにクスノキの元へ一直線(笑)。
市天然記念物、樹齢600年、幹周9.1m。
うーむ、何とも奇っ怪な姿・・・。
これは昭和9年の室戸台風で倒されてしまったからである。
「竜王」の名はクスノキの姿に由来しているのかと思ったが、実は昔、近くに竜王神社があったからということである。
園内の見所の一つとあって、パンフレットにも載せられている。

 クスノキ  クスノキ
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ここで小休止、というか、昼食。
そして土産も買わなくてはならない。
手っ取り早いのは徳島駅構内である。
そう思って駅まで行ったのだが、けっこうな回り道であった。
徳島ラーメンを食べて土産を選んでいると、またまた時間を食ってしまった。

この後、市内から南西方面へ行く予定だったのだが、とても時間的に消化できない。
ここからは帰途に着きながら急ぎ足で廻ることになる。

「新浜本町八幡神社のクスノキ」
国55を南下してから県29に入って東進。
1.5kmほど進んで『末広道路』に入る手前の左側にある。
樹齢不明、幹周6.1m。
これからも成長しそうである。

           クスノキ

  クスノキ  クスノキ
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「津田八幡神社のクスノキ」
末広道路に入らずに県120を1kmほど進んだ左手にある。
市指定保存樹木、樹齢800年、幹周9.9m。
2幹の巨木で、中央部が黒くなっていることから、おそらくこの樹も落雷に遭ったのであろう。
樹下の白い祠は『楠木大明神』で、六衞門という名の狸が祀ってあるらしい。

   クスノキ    クスノキ
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「別宮八幡神社のクスノキ」
末広道路に合流し、国11吉野川大橋を渡る。
渡り切ってすぐに川沿いに左折して県219〜137に入る。
3kmほど進んで土手を右手に下りた少し先、県29の曲がり角(神社の敷地と道路を挟んだ位置)にある。
市天然記念物、樹齢800年、幹周8.9m。
クスノキのためだけに一角が用意されているせいか、樹勢はすこぶる良さそうである。

  クスノキ  クスノキ
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