4月29日、第一歩として牛窓の本蓮寺へ。
今まで県内で訪れた中では最も気に入っている寺だ。
境内から牛窓の海が見え、立地の雰囲気がとてもいい。
本堂(写真)は室町時代後期の建立で、これほど美しい建物はそうそう見られない。(国の重文)
間素な造りだが、全体が優美で、特に屋根の曲線は見て飽きることがない。
それに比べると、三重塔、祖師堂は江戸期の物で面白さは今一つ。
ただ牛窓の風景に溶け込んだ塔はそれなりに美しい。
惜しむらくは寺の前の藪が茂っていて海の眺望には邪魔なので、ここは刈ってほしいところだ。
客殿は修理中であったが、ここには小堀遠州の作といわれる庭園があるので、また見に来ることにしよう。
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