7月11日、高梁市へ。
まず最初は頼久寺。
ここは庭が有名で、県内ではほとんど唯一の観光寺院である。
さて、この寺の創建は不詳であるが、足利尊氏が全国に設けた安国寺のひとつとして再興し、備中の安国寺と号した。
その後、小堀遠州が備中松山の領主になった際に頼久寺を仮の居館とし、その時作庭した庭園が見事である。
この庭園はそれほど広くないのだが、愛宕山の借景を実に巧みに配置して、広大な奥行きののある世界を表現している。
この庭を見ると、小堀遠州はつくづく作庭の天才だと思う。
また、違う季節にも訪れてみたい。
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