8月31日、備前市の八塔寺ふるさと村を訪れる。
茅葺民家が点在するのどかな山村で、岡山県のふるさと村事業の第1号である。
ここには聖武天皇の勅願により、弓削道鏡が建立したとされる八塔寺と高顕寺の2寺がある。
山岳仏教が栄えた往時には、七十二僧坊があり西の高野山と称されたと言う。
しかし、現在の状況からその往時を偲ぶことはほとんど困難であるが、ひなびた山寺の風情はなかなか味がある。
まずは高顕寺であるが、本堂は元は茅葺であったと思われる簡素な建物で江戸時代のものである。
庫裏は民宿になっていて、精進料理が楽しめるようだ。
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