古寺巡礼 朝日寺の地図へのリンク

 【古寺巡礼その55 (朝日寺 瀬戸内市)】

9月5日、瀬戸内市の朝日寺(ちょうにちじと読む)へ。
ここは、養老2年(718年)元正天皇の勅願で開基したことが延喜式に書かれていて、例の報恩大師の備前48か寺の中にもその名があり、相当の古刹と言えよう。
しかし、当時を偲ぶものは何もなく、今の本堂は江戸時代の建物だ。
この寺には、四国八十八ヶ所おすなふみ霊場というものがある。
四国八十八ヶ所参りをしたくてもできない人のために、各札所のお砂をスコップとビニール袋を持参して実際に頂いてきて、88枚の踏み石に各札所の名を刻み、その下にそれぞれのお砂を安置して作ったそうだ。
この踏み石を踏んでお参りするのだが、ほんの5分ほどで八十八ヶ所をお参りした。
これで八十八ヶ所巡拝と同じ功徳があるそうだ。
あまりに安直だが、否定するほどのこともない。

 

本堂
写真1 本堂。小洒落たカラーリングである。

アプローチ
写真2 本堂へのアプローチ。ここにお砂ふみ霊場がある。

 

霊場
写真3 お砂ふみ霊場。以前訪れた高知のあたり。

庫裡
写真4 庫裡は立派な建物。


前へ  TOP 後へ