9月22日、今回愛媛県に行く際に、ここだけは行こうと思っていた寺だ。
ここは紅葉の名所として有名なようだが、それ以外の季節でも雰囲気がある。
寺の名前の西山興隆寺の西山は山号ではなく通称である。
正しい山号は仏法山で、西山というのは紅葉の名所である嵐山などの京都の西山を模したらしい。
一般的に西山興隆寺という名前で呼ばれているので、ここではその名前で表記しておこう。
このお寺は見どころが多いけれど、まず本堂は南北朝時代で国重文。
本来はこけら葺きだったと思われる屋根を銅板で改修しているのが少し残念だが、簡素で力強い建物である。
仁王門は大正時代という近代のもので、驚くほど細かな細工が施されている。
後は江戸時代の三重塔や、お城のような高石垣も見応えがある。
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