古寺巡礼 大光院の地図へのリンク

 【古寺巡礼その73 (大光院 浅口市)】

10月10日、この日は我ながら実に多くの寺を訪問したもので、帰り道にひとつお寺が目に入ったのでついでに寄ってみた。
大光院という名で、寺の由来を書いた説明板があるが、半分消えかけている。
ほとんど情報がない寺は、こういうものがあると大変ありがたいので、ちゃんと読めるように書き直してほしいものだ。
苦労して読み取ったところによると、ここは承和6年(839年)慈覚大師円仁が開山し、室町時代の永正年間に中興されたとある。
なかなかの歴史であるが、円仁について調べてみると、円仁は最澄の弟子で、承和6年は遣唐使として唐にいた時期であり、また、帰朝してからは主に関東、東北に足跡を残していて、どうもこの寺を開山することはちょっと無理があるようだ。
しかし、円仁が開山、再興したと伝わる寺は関東、東北で500寺以上あるそうで、ひとつくらいは何かの間違いでこの地にあってもいいかとも思う。
本堂は宝形造りの可愛いお堂。(写真1)
本堂前には伝教大師(最澄)の像がある。(写真2)
最澄の像はなぜかいつも頭巾を被っている。
客殿の前の庭はきれいに手入れされて気持ちがいい。(写真3)
本堂の横にはオキザリスがきれいに咲いていた。(写真4)

 

本堂写真
写真1 

伝教大師(最澄)の像
写真2 

 

客殿
写真3 

オキザリス
写真4 


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