これは岡山市の巨木に分類すべきか、それとも番外編にすべきか…

あちこちと巨木を探訪している私であるが、1本の樹を忘れていた。
いや、正しく言えば忘れていたわけではない。
心のどこかに引っかかってはいたが、あえて探訪していない樹。
それは朝日高校正門横のクスノキである。
近くを通るたびに枝ぶりを見て、やっぱ大きいよなぁ、と思ってはいたのだが、なぜかどこの資料にも出てこない。
ということは、もしかすると幹周はそれほどでもないのかも…ということでスルーしていたのだ。
今日、近くに用事があったので久しぶりに立ち寄ってみた。

相生橋から東を見ると、家並の向こうにクスノキが突出している。
ひとつの杜のようであり、あらためてその大きさを感じる。
正門を入って傍らまで近づいてみた。
両手を広げてサイズを測ってみたところ、3抱えに少し足りないくらい。
ということは推定4.5ｍくらいであろうか。
ちゃんと巨木の範疇に入っていた。

　　　　
　　　　
振り向くと眼前には旧校舎が取り壊された後の更地が広がっている。
放課後で時おり2〜3人の生徒が通り過ぎて行ったが、人気はない。
出入り自由、緩いなぁ…
おかげで怪しまれることなく、いろいろな角度から写真を撮った。

ついでに裏手のイチョウなども見てきた。
意外なことに『パン小屋』の横にあるクスノキ、こちらもなかなかの幹周である。
推定3.8ｍくらいであろうか。

もしかすると朝日高校の資料の中に、クスノキの幹周を記した文献があるかもしれない。
ご存知の方、おられましたら教えてください。