連休中、総社市の妻の実家へ行ったついでに、宝福寺へ行ってみた。
なるほど名刹だ。
山門の横のきれいな切り込みはぎの石垣を見ただけで、ただものではないと思った。
境内は禅宗のお寺らしく、凛とした雰囲気と清澄な感じがあり、とても心地よい。
仏殿、方丈なども立派だが、南北朝時代の建築とされる三重塔が見ものである。
軒の出も深く、反り具合もなかなかいい。
この軒の反りは建物の美しさに必要不可欠の要素で、時代が下るに従ってこれがなくなるのは何とも不思議である。
この塔はなかなかの名塔と思うけれど、個人的な感想としてはやや屋根が重く感じる。
途中雨が降り出したので、本堂の軒下で雨宿り。
写真はそこから見た三重塔。
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