22日、所要で広島へ。
街中に不動院という立派なお寺があると聞いて行ってみた。
この寺は安国寺恵瓊ゆかりの寺で、恵瓊は有名なわりに私には実態がよくわからない。
江戸時代には歴代藩主の保護を受けていたため、巨大な寺院を想像して訪問したのだが、こじんまりとしていて、静かで雰囲気がとてもいい。
ただし、楼門を入ってすぐ目に飛び込んでくる国宝の本堂(金堂)はかなり大きい。
そして、ため息が出るほど美しく、ほとんど一目ぼれである。
大内義隆が山口に建てた建物を移築したと伝えられ、日本一美しいと言われる山口の瑠璃光寺の五重塔とどこか通じるところがある。
このお寺が山かげにあったため、爆心地に近かったにもかかわらず原爆で大きな被害を受けず、これだけの歴史遺産が現在に引き継がれたことは素直に喜びたい。
この金堂をしばらく眺めていたが至福のひとときであった。
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