5月30日、福山市の明王院へ。 ここには、国宝の本堂と五重塔がある。 本堂は鎌倉時代、五重塔は南北朝時代の建築で、いずれも瀟洒で優美である。 このような建物を見るのは本当に目の保養になる。 このあたりは草戸千軒と呼ばれ、中世から大変栄えたところだった。 ところが、江戸時代に大洪水のため、この町は一夜にして姿を消してしまった。 このため草戸地区は「日本のポンペイ」と呼ばれている。 高台にあった明王院は難を逃れたということだろう。