古寺巡礼 長法寺の地図へのリンク

 【古寺巡礼その20 (長法寺・津山市)】

6月25日、あじさいで有名な津山市の長法寺へ。
やはり訪れるならこの季節でしょう。
しかし、真夏のような暑さであじさいを楽しむにはいまひとつだが、きれいに咲いているところもあり花の寺の雰囲気は楽しめる。
さて、この寺は静かな田舎の寺という感じで好感が持てるが、少し坂を登った所にある多宝塔にはちょっと驚く。
塔は平成の建立であるが、伝統の工法で建てられた立派なもので、デザインもどこか有名な塔をモデルにしたのか申し分ない。
屋根はさすがにこけら葺きではなく銅板であった。
寺は現在進行形のものだから、新しく堂宇を建てることはよくあることだが、なぜこの小さなお寺にこのような本格的な多宝塔が必要なのだろうか。
まあ、お寺の境内の中ではなく、景観的には全く問題はないし、多宝塔の場所から一望する津山盆地の景色はなかなかのものなのでよしとしよう。

   

アジサイと鐘楼写真
写真1 アジサイと鐘楼。

大イチョウ写真
写真2 アジサイと薄田泣菫の詩のモデルとなった大イチョウ。

 

本堂写真
写真3 本堂(観音堂)は小振りな建物。屋根の造りが面白い。

多宝塔写真
写真4 平成生まれの多宝塔は、美しく立派なのだが。


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