和気町最後は元恩寺。
帰り道の道沿いに在ったので寄ってみた。
新しい石灯籠が多数並んでいるのが珍しいくらいで、まあ平凡なお寺である。
予備知識は全くなかったが、このお寺は報恩大師が奈良時代に創建したらしい。
この報恩大師という人は、孝謙天皇の勅により備前48か寺を創建したと伝えられていて、岡山の古刹はこれを起源とするところが多い。
奈良時代からの古刹となれば、その歴史に敬意を表さねばなるまい。
平安時代には36坊が甍を連ねていたと言われている。
その後の様子は不明だが、現在残されている瓦から安土桃山時代に本堂が再建されたらしい。
現在の本堂、仁王門、鐘楼は江戸時代の建物である。
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