8月22日の続き、月照寺でちょっと欲求不満のため、もうひとつ寺を訪問しようと思い千手院というところを目指していると、参道のような道の正面に寺が見えたので先にこちらに寄ってみる。
万寿寺という名で、参道の様子やその規模から名の知れた寺と思い、帰ってからネットで調べたがほとんど情報がない。
そのため書くこともなく、建物もそれほど古くはないのだが、本堂の前に不思議な門がある。
寺の門というのは、俗界と法界の境の門か、もしくは囲いの出入り口という通常の門のいずれか、あるいはその両方を兼ねた用途の門がほとんどである。
この本堂の前の門はそのどちらでもなく、御幸門とか御成門という一般人以外の人が参詣するときに通る門とも考えられるが、それにしてはいささか安っぽい。
まあ、本堂にお参りする際に通る飾りのような門であろうが、それならば門扉をつける必要がないし、それを閉じているのも解せない。
これはトマソン的に言うと無用門と言うべきものであろう。
|