11月23日、倉敷に行く用事があり、ちょっと足を延ばして里庄町の不動院へ行ってみる。
ちょっとした丘の上にあるのだが、そこに至る風情がいかにも里の秋という感じである。(写真1)
この寺の開基は元禄6年(1693)とのことで、寺としてはわりと新しい。
現在の堂宇も昭和8年建築の本堂(写真2)を始めとして、全て明治以後の建築物のようである。
その中で面白いものは、大原焼の五重塔である。(写真3)(写真4)
これは明治44年の作品とのことだが、高さが3メートルもある堂々としたもので、とても焼き物には見えない。
大原焼とは奈良時代からの歴史があると言われる、里庄町大原の伝統的な焼き物で、土師器の系統をひく素焼きである。
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