第４、５、６番札所は少し変則的だ。
もともとは近在の３つの寺だったものを、昭和１７年に合併してひとつになった。
元の寺は第４番が地蔵院、第５番が慈等院、第６番が吉祥院で、合併して三宝院となった。
なるほどの名前である。
三宝院の山号は宮尾山で、これは旧地蔵院の山号である。
また現在の寺は旧地蔵院で、地蔵院に他の寺を統合したようだ。
ここを最初に訪問したのは今年の１月１０日で、この時は胸上八幡宮の前のちょっとした空き地に車を停めて歩いて行った。
ここから道は細いが車でも寺の傍まで行けるので、石標の写真を撮りに再訪した際には近くまで車で行った。
今回の写真は、１月に撮った風景が美しいので、石標以外の写真は１月１０日のものである。
山門は重厚な感じの四脚門。（写真１）
本堂は入母屋造りで、やはり中蔵院や福寿院の本堂に似ている。（写真２）
これはどうも地域性があるようだ。
境内は見晴らしがよく、瀬戸内海の島々がよく見える。（写真３）
山門前に第４、５、６番の３つの石標があるが、代表して地蔵院の石標の写真を紹介しよう。（写真４）