児島八十八か所巡礼 第10番 常泉寺
玉野市
4月24日、第10番常泉寺を訪問する。
ここは車では行けないところにあるため、適当な所に駐車して歩いて行くことになる。
私は手前にあった辻堂の傍に駐車したが、もう少し先の溜め池の土手のあたりも1台くらいなら停められそうである。
ここを訪問した頃は、道路地図とおかやま文庫「児島八十八ヶ所霊場巡り」だけを持って行動していた。(今後段々とこれだけの持ち物では訪問が困難な場所があることがわかってくる。)
ここも大体の見当で探していると、なかなか素敵な案内板を発見してどうやら場所がわかった。(写真1)
溜め池の傍を通り、山際の道をしばらく歩いて、少し山に入ったところにこの寺がある。
道中は新緑が美しく、長閑な里の風情を満喫できる。(写真2)
寺と書いたが、今は小さなお堂があるだけである。(写真3)
そのためか、呼び名も常泉寺、常泉院、常泉庵と色々と使われているようだ。
児島88か所では、庵が付く札所が多くあり、これはもともと寺の機能はなく小さなお堂があるだけとか、かつては寺であったが機能を失ってお堂だけになったものなどをこう呼んでいるようである。
そういう意味でここは庵とも言えるが、石標に常泉寺とあるので、ここではこの名を採用しよう。
石標は大きく立派なものだった。(写真4)

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