児島八十八か所巡礼 第22番 友仙庵その1
倉敷市
本日最後の訪問は友仙庵。
この札所は丘の上と下に2か所あり、近接しているので両方を併せて書こうと思ったのだが、それぞれに趣きがあるので別々に分けて紹介しよう。
まず丘の上の方から。
ここの札所を訪問するに当たっては、住居表示(何丁目何番何号というように街を区画で分けて整理し、住居の順に番号を付けたもの)されているので迷うことはないだろうと思った。
車を停める所はなさそうなので、少し遠くに停めて歩いて行く。
ところが、目的地のある区画をいくら探しても見当たらない。
私はあまり人に道を尋ねないのだが、やむを得ず地域の人と思しき人に尋ねた。
そうすると近くの丘を指して、あの上にあると言う。
住居表示の位置とは違うが、ここの札所には分院というか奥の院というか、そういうものがあると何かで読んだ記憶があるので、そこだろうと思いとりあえず行ってみる。
丘の上には、小さなお堂と一体化している休憩所、札所の石標、金刀比羅宮と書かれた額の鳥居がある小さな社があり、立派に札所の体をなしている。(写真1)(写真2)
お堂の入り口には、本尊が大日如来であるとの額がある。
お堂にしめ飾りがあったが、正月の写真ではなく5月に訪問した際の写真である。
丘の上からは児島上の町の景色を望むことができる。(写真3)
石標はやや新しいもののように見える。(写真4)

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