巨木探訪:佐伯町〜英田町(1)
新年一発目の樹行、雑用をしていたので時刻は既に午後2時。
しかも天気はいまいちであるし、出かけようかどうしようか迷ったのだが近場を訪れてみることにした。
昨年5月、樹行を始めた頃に下調べ不足で辿り着けずそのままになっていた旧佐伯町、そして旧英田町あたりであればたいして時間もかからない。
中途半端に近いことでかえって二の足を踏んでいたのだが、この際済ませてしまおうと思い出かけた。
まずは佐伯町。
最終的に国374に出るのだが今回は和気から入らず、旧赤坂町から県53を通り佐伯大橋を渡って合流することにした。
国374に出てから2kmほど北上すると右手に『美保高原スポーツリゾート』に登る道がある。
目指すはこのスポーツリゾートの奥の方の杉沢地区にある長楽寺跡である。
以前は調査不足で山の反対側の田土地区から登り、道の細さと複雑さに撤退したのであるが今回は大丈夫であろう。
(長楽寺は現在この登り道の麓にあるが、移転の由来については下記を参照されたい。)
長楽寺 縁起
くねくねと続く山道は幅員も広く、所々から見える眺望も良い。
登って行きながら、この道はかつて佐伯ファミリーパークがあったところに行く道であることを思い出した。
佐伯ファミリーパークには子供が小さかった頃に一度行ったことがある。
ずいぶんと遠かったように思った覚えがあるのだが…ファミリーパークが無くなったのはいつ頃のことなのだろうか?
ま、それはさておき。
美保高原スポーツリゾート地区に入って直進して行くとホテルなど、いくつかの建物がある。
時節柄なのか、どこも閉まっており人気もない。
建物が途切れたところの十字路を右折すると一見行き止まりのようであるが、実はその先に細い道が続いている。
200mほど進み三叉路を右手に入り、さらに200mほど進むと左手にゴミ収集場があるのでそこに駐車。
そこから右手の道を進んだ正面が長楽寺跡である。
ここには町指定のツガ(トガ)がある。
いつも思うことであるが、どうもこの手の針葉樹は社叢の中では目立たない。
単体で見ればそれなりに立派な樹ではあるのだが…
さて、長楽寺跡に向かう道の左手にある民家を過ぎて左手を振り返れば、山の斜面にある巨木に気付く。
寺跡から見れば南西50mくらいか。
これが町指定の「荒神塚のシイガシ」である。
田んぼを横切り近づいて行ったが、田んぼがイノシシ避けの網で囲われており荒神塚には直接入れない。
人気がなければ無理矢理にでも侵入したのだが、生憎田んぼでは農家のおじさんが作業をしていたのでこれはマズい。
山の反対側から入る道も探せそうにないし、仕方なくフェンス際であきらめた。
美保高原を下りて国374に戻る。
3kmほど北上して塩田地区で県90に右折し、旧英田町に向かう。
6kmほど東進すると河会川沿いに中川字小井原という集落があるのだが、ここに「小井原のエノキ」という樹がある。
場所は河会郵便局の手前北西50mの山裾、民家の裏手に聳えているエノキは県90からでもよく見える。
以前に通った時にはまったく気付かなかったのだが、樹に関心を持ち始めてからは本当によく気付くようになった。
路側帯の広いところに駐車して近づいてみると東美作路名木百選の杭がある。
樹齢200年、幹周4.4m、樹高23mで、ホウキを逆さにしたような典型的なエノキの樹形をしており、なかなか存在感のある樹である。
しかも天気はいまいちであるし、出かけようかどうしようか迷ったのだが近場を訪れてみることにした。
昨年5月、樹行を始めた頃に下調べ不足で辿り着けずそのままになっていた旧佐伯町、そして旧英田町あたりであればたいして時間もかからない。
中途半端に近いことでかえって二の足を踏んでいたのだが、この際済ませてしまおうと思い出かけた。
まずは佐伯町。
最終的に国374に出るのだが今回は和気から入らず、旧赤坂町から県53を通り佐伯大橋を渡って合流することにした。
国374に出てから2kmほど北上すると右手に『美保高原スポーツリゾート』に登る道がある。
目指すはこのスポーツリゾートの奥の方の杉沢地区にある長楽寺跡である。
以前は調査不足で山の反対側の田土地区から登り、道の細さと複雑さに撤退したのであるが今回は大丈夫であろう。
(長楽寺は現在この登り道の麓にあるが、移転の由来については下記を参照されたい。)
長楽寺 縁起
くねくねと続く山道は幅員も広く、所々から見える眺望も良い。
登って行きながら、この道はかつて佐伯ファミリーパークがあったところに行く道であることを思い出した。
佐伯ファミリーパークには子供が小さかった頃に一度行ったことがある。
ずいぶんと遠かったように思った覚えがあるのだが…ファミリーパークが無くなったのはいつ頃のことなのだろうか?
ま、それはさておき。
美保高原スポーツリゾート地区に入って直進して行くとホテルなど、いくつかの建物がある。
時節柄なのか、どこも閉まっており人気もない。
建物が途切れたところの十字路を右折すると一見行き止まりのようであるが、実はその先に細い道が続いている。
200mほど進み三叉路を右手に入り、さらに200mほど進むと左手にゴミ収集場があるのでそこに駐車。
そこから右手の道を進んだ正面が長楽寺跡である。
ここには町指定のツガ(トガ)がある。
いつも思うことであるが、どうもこの手の針葉樹は社叢の中では目立たない。
単体で見ればそれなりに立派な樹ではあるのだが…
さて、長楽寺跡に向かう道の左手にある民家を過ぎて左手を振り返れば、山の斜面にある巨木に気付く。
寺跡から見れば南西50mくらいか。
これが町指定の「荒神塚のシイガシ」である。
田んぼを横切り近づいて行ったが、田んぼがイノシシ避けの網で囲われており荒神塚には直接入れない。
人気がなければ無理矢理にでも侵入したのだが、生憎田んぼでは農家のおじさんが作業をしていたのでこれはマズい。
山の反対側から入る道も探せそうにないし、仕方なくフェンス際であきらめた。
美保高原を下りて国374に戻る。
3kmほど北上して塩田地区で県90に右折し、旧英田町に向かう。
6kmほど東進すると河会川沿いに中川字小井原という集落があるのだが、ここに「小井原のエノキ」という樹がある。
場所は河会郵便局の手前北西50mの山裾、民家の裏手に聳えているエノキは県90からでもよく見える。
以前に通った時にはまったく気付かなかったのだが、樹に関心を持ち始めてからは本当によく気付くようになった。
路側帯の広いところに駐車して近づいてみると東美作路名木百選の杭がある。
樹齢200年、幹周4.4m、樹高23mで、ホウキを逆さにしたような典型的なエノキの樹形をしており、なかなか存在感のある樹である。