項  目

福山市(1)

福山市(2)

福山市part2- (1)

福山市part2- (2)

 

 






訪問日
2012年
5月13日
使用車種
軽 四

備 考
特になし


参考になったHP
『広島県の大樹』


福山周辺
巨木探訪:福山市part2 -(2)
来た道を『農免道路西入口』の信号まで戻り左折。
次の『下松交差点』の信号を斜めに右折して細い道を入って行き、川沿いに出る(左手に『野鳥クラブ』の建物あり)。
右折して300mほど進めば、右手に石鎚神社がある。
(実際にはここで間違えて橋を渡ってその先の団地に入ってしまい、引き返した。)

「石鎚神社のクスノキ」
市指定保護樹木で幹周5.3m。
この樹は福山市のHP(福山市の文化財:植物)で見つけたのだが、特に呼称はなかった。
正確な所在地もわかっていなかったが、保護樹木等位置図から見当を付けた。
高台から石段に覆いかぶさるように立っているクスノキは、民家の邪魔にならない位置にあるせいか枝打ちもされておらず、目一杯に樹冠を広げている。
これだけでも十分に感動モノだが、石段を登って行ってさらにビックリ。
なんとこのクスノキ、著しく根上がりしているのである。
斜面の土砂が流失してしまったのか、それとも斜面において樹全体の重さを支えるうちに根上がりしてしまったのかは定かでないが、根の隙間の空洞は人が通り抜けられるくらいに広い。
クスノキもたくさん見てきたが、根上がりしているクスノキというのは初めてである。
海に面している場所だけに、風に負けぬよう精一杯根を張っているのであろう。

 クスノキ クスノキ

 クスノキ     クスノキ
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この近くにもう1本の巨木がある。
一旦、県道に戻り少し南下すると藤江郵便局があるので、ここに駐車。
徒歩で県道を渡って南西方向の高台に登って行くと、頂上に大田神社がある。
神社までの道は細く、おまけに境内に車で入ることはできない。
郵便局に車を置いたのは上述のHPの忠告に従って、である。
道を登って行くとムクノキの巨木がいやでも目に入る。

「大田神社の大ムクノキ」
神社の正面から見ると、一見よく茂ったムクノキ、といった感じである。
しかし近づいてみると・・・低い位置から横に太い幹が異様に伸びているのがわかる。
これは何だか凄まじさを感じる光景である。
垂直方向の主幹は数幹に分かれ、一つ一つの幹は驚くような太さではない。
この横方向の幹こそが本樹のレゾンデートルと言っても過言ではなかろう。
分岐部を見ても裂けたようには思えない。
なぜにこのような形態をとったのかは謎であり、分岐部に祠が祀ってあるところを見ると、昔の人もこの幹に畏敬の念を抱いたのだろうか。
敷地外にはみ出すために先端を切り落としてあるが、どこまで伸びていたのか知りたいものである。
市天然記念物、主幹幹周5.6m、6幹合計幹周12.02m、根回り9.5m、とのことである。

                ムクノキ

 ムクノキ ムクノキ

 ムクノキ ムクノキ
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これで本日のメインメニューは終了した。
時間に余裕があるのでサブメニューに進むことにしよう。

沼隈町には3m級の巨木は他にもいくつかある。
その中から道程を考えて2ヶ所をピックアップした。
まずは「光照寺のイチョウ・ムクノキ」である。
光照寺は県47を『みろくの里』方面に進んで行き、『平迫』の信号で県72に左折、1kmちょっと進んで右手の細い道を入って行った奥にある。

「光照寺のイチョウ・ムクノキ」
この2本の樹は環境庁のデータブックで検索した。
イチョウは幹周3.35m、ムクノキは幹周3.8mとのことである。
イチョウの方は遠目でもすぐにわかったのだが、寺に着いてみると庫裏のいちばん奥に立っており、近づくことができない。
ムクノキは境内外の斜面に立っている個体がそのようである。

                イチョウ

   ムクノキ    ムクノキ
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軽い失望とともに次の常国寺に向かう。
こちらは光照寺から県72を2.5kmほど北東に進み、熊野町の熊野小学校の手前で右折、2km先の熊野貯水池の対岸にある。
寺まで車で入れる様子であるが、貯水池の畔に車を置いて堤をぶらぶらと歩いて行くことにした。

ここには市天然記念物のケヤキ(幹周4m)とモッコク(幹周1.86m)があり、モッコクは巨木ではないのでどちらでもよかったのだが、堤の端まで行くと案内標柱が立っていた。
せっかくなので右手の山道に入り下っていくと、途中で左手やや上方に分かれている道があったので(標柱はないが)勘に頼ってそちらへ。
目の前には草の茂った荒地があり、その向こうに立っているのがモッコクのようである。
近づいて行くと樹下に説明板が見え、この樹がモッコクであることは確認できたのだが、草が多くて近づけそうにないので遠望のみ。
そして山道を引き返して寺に向かったのだが、境内のどこを見てもエノキの巨木は見当たらない。
標柱も見当たらないし、これは無駄足だったか・・・
代わりと言っては何だが、山門の入口横に立っている瘤のあるスギ、これが目測3mくらいはありそうな樹であった。

                モッコク

   スギ    スギ
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これで福山市の探訪も終了である。
最後はちょっと尻すぼみになってしまったが、メインメニューは済ませたので良しとしよう。

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