香川県
巨木探訪:香川県(6)
さて、いよいよ参道へと足を運ぶ。
が、その前に腹ごしらえをせねば。
せっかく讃岐に来たことだし、ここはやはり讃岐うどんである。
うどん屋に入って冷たい醤油ぶっかけうどん(大玉)を一気に食べて、腹ごしらえ完了!

参道はかなりの人だかりである。
時代は変われど、有名な神社仏閣を訪れる人々は絶え間ない。
皆、一様に杖をつき石段を登って行く。
若いカップルでさえ杖を手にしている。
これこれ、こういう雰囲気の中に身を置いてみたかったのだ。

が、実際のところ、自分自身がその光景に染まる気はさらさらない。
私はと言えば、杖を手にするでもなく、土産物屋を覗くでもなく、ひたすら石段を登って行く。
誰よりも速く、誰よりも怪しいおっさん…であった。

431段、桜馬場西詰。
左手の広場の中央にクスノキの巨木がある。
幹周は明らかではないが、目測5m級はある。
ここまで登って来て一休み、という人たちが樹下にちらほら。

               クスノキ
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クスノキと参道を挟んで『高橋由一館』があるのだが、この入口横手に大きなイチョウがある(5.28m)。
斜めに突き出した主幹がゴツゴツしており男性的。
誰も気に留めていないようではあるが…

               イチョウ
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いよいよ本宮到着。
境内にあるのは「御神木のクスノキ(4.7m)」である。
せっかくなので本宮にお参りし、幸せの黄色いお守りを購入して下山。

               クスノキ
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脇目もふらずに登って来たので、さすがに下りは足が痛い。
しかし、ここで大事なことを思い出した。
登ることに懸命で失念していたのだが、金刀比羅宮で最大のクスノキ(8.4m)は社務所の横にあったのだった!
というか、登り始めれば社務所くらいはわかるだろう、という軽い考えで下調べを怠っていた…。
もう一度登って社務所を捜す体力はさすがに残っていないし、時間的余裕もない。
臍を噛む思いで金刀比羅宮を後にした。

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