勝田町
巨木探訪:勝田町(2)
杉原の交差点に戻り県7を北上して行くと、沿道に『ジャイアンツ田んぼ』の幟が立っている。
ははぁ、このあたりがそうだったのか…が、野球に興味のない私にはどうでもよい。
8kmほど進むと梶並地区の集落である。
集落に入る手前で右折し(県357)、橋を渡ったところですぐに左折すれば梶並神社の参道の途中に出る。
鳥居を潜ってすぐの右手に空き地があったので駐車。
鳥居の傍の家、空き地の一角、鳥居から下の参道横にある家の傍などに既にケヤキの巨木が見えている。
とりあえず境内に入ってみるが本殿近くには巨木は無く、トイレの近くにケヤキの巨木が1本。
なかなか楽しめる場所であるが、資料に載っている名木百選に選ばれているケヤキはどこだ?
うろうろしていると、鳥居に向かって左手の家並を抜ける道の傍に立っているケヤキを見つけた。
資料では幹周4.7mで林野神社のケヤキに次ぐ大きさであるが、このケヤキ、むき出しになっている根の張りがすごい。
まるで象の足。(実際には象の足よりも大きいのであるが)
左手には石垣が見られるが、成長して石垣が壊れ、根が露出したのだろうか。
石垣と電柱と小屋に挟まれて立っており、なんだかちょっと窮屈そうである。

  ケヤキ  ケヤキ
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県7をさらに北上する。
途中には『トム・ソーヤー冒険村』という体験型の子供向けレジャー施設がある。
通りすがりにちらっと見るとログハウスがあり、けっこう賑わっているようであった。
ちなみにこの辺り一帯はかつて『木地師の里』として栄えたということで、今でもそのキャッチフレーズを受け継いでいる。

7kmほど進んだところで右折し木地山林道に入る。
曲がって200mちょっと進んだ左手、田んぼの向こうの渓流沿いに立っているのが『小椋家のスギ』である。
道沿いに車を止めてみたものの、田んぼの周囲には害獣防止の電気線が張られていて侵入できない。(できないことはないのだが、憚られる。)
どこかに隙間はないものか、と探していたら、すぐ下手にある公民館の裏に隙間が見つかった。
渓流沿いに畦道を入って行き、無事にスギの根元まで辿り着いた。
地元では『大杉』と呼ばれ、記念樹として植えられたと伝えられているそうである。
単木で立っているせいか枝張りも良く、樹勢も良さそうである。

           スギ
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