吉備津方面
巨木探訪:吉備津方面(1)
吉備津方面とは岡山市から総社市に至る国道180号線沿いの辺りのことである。
実際にはちょこちょこと数回に亙って探訪しているのであるが、ひとつにまとめてみた。

まずは「立江寺のクスノキ」。
市内から180号線をたどって行くと三門のところで道路が90度右にカーブする。
その先に関西高校があり道路脇には公園があるのだが、公園の北側の細い道を左折し少し登ると右手に立江寺がある。
道の傍に駐車場あり。
クスノキは市指定保存樹であり、130選である。
樹齢は110年とまだ若く、樹勢も良い。

           クスノキ
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180号線を西進し、次は吉備津彦神社。
場所は説明を要するまでもなかろう。

吉備津彦神社には3本の指定保存樹がある。
駐車場に車を停め本殿の方に歩いて行くと、まず目につくのが車祓所の横にあるモミである。
かなりの樹高である。

そして本殿の階段を登ると樹齢1,000年以上と謂われる御神木のスギがある。
通称「平安杉」。
130選にも選ばれている。
昭和5年に社殿が火災に遭った際にスギも火にあぶられ、以降樹勢が弱まる一方であったのだが、浄財により平成16年、樹医の治療が施されたそうである。
主幹の半分は樹脂(かな?)で固められており、痛々しい姿である。
いつまで持ちこたえられるのか、心配である。

   モミ    スギ
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