建部町の巨木がいくつか残っているので紹介しておく。

「小倉正八幡宮のスギ」
国53を北に向かって走っていると、小倉橋を過ぎたあたりで旭川の対岸に小さな杜が見えるが、ここが小倉正八幡宮である。
石段を登った右手に立っているスギが最大の樹であろう。
データによると幹周3.6ｍとのことであるが、それほどの大きさは感じられない。
樹高がいまいちのせいだろうか…。
（2010.8.14　探訪）

　　　　　　　　　　　　　　　　

「住吉神社のモミ」
住吉神社は2010年公孫樹特集で訪れた竹枝保育園の隣である。
社叢の中で最も大きい樹が幹周3.3ｍのモミで、社殿に向かって左手の少し高い位置（保育園へ入る道の傍ら）に立っている。
両隣をスギに挟まれているのであまり目立たないようである。
（2010.8.31　探訪）

　　　　　　　　　　　　　　　　

「上善木のエノキ」
福渡の町並を北に抜けた少し先、旭川べりに2軒の民家がある。
2軒とも今は廃屋となってしまっているが、この民家の裏手に大きな樹があることは以前から気がついていた。
実家に帰った際にふと思いついて訪ねてみると、目測3ｍは越えているエノキであった。
川の畔なので水分、栄養分が良いのだろうか…。
もともとこの民家の持ち主の所有物なのかどうかは定かでないが、私が子供の頃の民家の通称にちなんで「上善木のエノキ」と命名しておく。
（2012.1.2　探訪）