巨木探訪:総社市(6)
7月24日、暑い中を出かけることにした。
用事を済ませると午後2時を回っている。
そんなに遠くへは行けないので、総社市の追加調査を行うことにした。
総社市には例によって岡山駅西口からのルートを辿る。
川辺橋を渡ってすぐに県279に右折し下原地区へ。
川沿いに1.5kmほど走ると、道路左手脇に「下原のイチョウ」がある。
この道は何度か通っているのだが、ちっとも気づかなかった。
周囲に遮る物がないので、夏空に向かって奔放に枝を伸ばしている。
樹の根元には次のような注意書きがあった。
『このギンナンの木は当下原地区の所有物です。したがってこの木になっているギンナンの実は、地上に落ちた物以外、例えば竿や棒を使用したり、ロープで吊り下がる、木に登るなどで採取することは堅くお断りします。総社市下原地区委員会』
落ちた物は勝手に持ち帰っても良いが樹を傷つけるな、ということか。
今の時代、そこまでしてギンナンを手に入れようという人もいないだろうが…。
県279をそのまま進み、県80との交差点を左折し、3kmほど西進。
JA岡山西総社西近くで、左手の新本川を渡った川べりに「久代のケヤキ」があるはずなのだが、これは確認できなかった。
次は同じ久代の折神地区。
折神地区は少し北の総社西小学校の周辺である。
ここの地区の荒神様に2本のベニケヤキがある、とのこと。
しかし例によって荒神様など地図に記載はされていない。
とりあえず行ってみるか、と細い道に車を進めてみたがさっぱりわからない。
地区の背後の山にある月崎八幡宮にも登ってみたが、もちろんぜんぜん見当違い。
いったいどこにあるのだ…と周辺を見渡していると、こんもりとした樹景が見えたので、とりあえずそれを目指して進んでみた。
しかしそこはちょっと車では進入できそうにない細い道の奥である。
仕方ないので路駐し、歩いて行ってみたところ、2本の風格のある樹が見つかった。
背後にはこぢんまりとした祠も祀られている。
おそらくこれが「荒神のベニケヤキ」なのであろう。
幹周は3m以上であるが2本とも樹冠は刈り込まれ、樹高はたいしたことはない。
手前のケヤキは根元から主幹が空洞化していた。
次は山田地区の賀茂神社である。
ここには3m級のムクノキがあるはずなので行ってみることにした。
賀茂神社に至るには県80→県54と進むのだが、周辺の道は細くて入りづらそうである。
県80沿いで左手に新本本庄浄化センターがある辺りから北に新しい農道が延びているので、こちらから入ることにした。
神社に到着し境内を見渡してみたが、はて、どれが該当するムクノキなのか…?
散策の結果、地続きの敷地に建っている中央公会堂の裏手(東南の角)にあるムクノキが最大のようである。
公会堂は最近は使われていないのか、建物は埃っぽく周辺は草が生えている。
しかし足元が通れないほどではなさそうなので裏手に回ってみた。
当のムクノキは主幹の比較的低い位置に瘤が見られ、これはこれでなかなか趣のある樹である。
資料によると、山田地区には他に「月本のムクノキ」「山田荒神のムクノキ」という3m級の巨木があるのだが、どちらも所在地が確定できず。
この2本については諦めることにした。
さて、山田地区から県80を少し西に行った新本地区の木村という所に県下第3位のアベマキの巨木があるのだが、こちらは個人の所有である。
地図で確認したところ、けっこう奥まった位置にある民家のようであり、面倒なのでこの樹も省略。
県80を総社市街地の方に戻る。
総社大橋を渡ると『溝口』の信号で国486と国180が合流するのだが、この近くに「溝口のムクノキ」と「溝口のケヤキ」があるらしい。
信号の手前に天満屋ハピーマートがあるので、ここに駐車し歩いて行ってみた。
「溝口のムクノキ」は所在地がピンポイントで分かっていたのだが、塀で囲まれた個人の居宅の一隅に立っている。
これはさすがに入って行くわけにもいかないし、写真に収めるのも困難である。
(何とか一枚だけ盗撮したが、写真の出来が良くないので掲載略。)
一方「溝口のケヤキ」であるが、こちらは『国180の南側の墓地』にあるらしい。
周辺を見ると2〜30mほど向こうにちょっと高い樹があったので行ってみた。
ミスタードーナツの裏手に入って行くと、なるほど狭いながら墓地がある。
ケヤキは墓地の一隅にあるのだが、樹下は藪である。
入り込めそうな余地はないので透かして見たが、どうもそれほどの巨木ではなさそう。
あっさりと退却。
ということで、短時間の探訪(往復には結構時間がかかるが)は終了。
用事を済ませると午後2時を回っている。
そんなに遠くへは行けないので、総社市の追加調査を行うことにした。
総社市には例によって岡山駅西口からのルートを辿る。
川辺橋を渡ってすぐに県279に右折し下原地区へ。
川沿いに1.5kmほど走ると、道路左手脇に「下原のイチョウ」がある。
この道は何度か通っているのだが、ちっとも気づかなかった。
周囲に遮る物がないので、夏空に向かって奔放に枝を伸ばしている。
樹の根元には次のような注意書きがあった。
『このギンナンの木は当下原地区の所有物です。したがってこの木になっているギンナンの実は、地上に落ちた物以外、例えば竿や棒を使用したり、ロープで吊り下がる、木に登るなどで採取することは堅くお断りします。総社市下原地区委員会』
落ちた物は勝手に持ち帰っても良いが樹を傷つけるな、ということか。
今の時代、そこまでしてギンナンを手に入れようという人もいないだろうが…。
県279をそのまま進み、県80との交差点を左折し、3kmほど西進。
JA岡山西総社西近くで、左手の新本川を渡った川べりに「久代のケヤキ」があるはずなのだが、これは確認できなかった。
次は同じ久代の折神地区。
折神地区は少し北の総社西小学校の周辺である。
ここの地区の荒神様に2本のベニケヤキがある、とのこと。
しかし例によって荒神様など地図に記載はされていない。
とりあえず行ってみるか、と細い道に車を進めてみたがさっぱりわからない。
地区の背後の山にある月崎八幡宮にも登ってみたが、もちろんぜんぜん見当違い。
いったいどこにあるのだ…と周辺を見渡していると、こんもりとした樹景が見えたので、とりあえずそれを目指して進んでみた。
しかしそこはちょっと車では進入できそうにない細い道の奥である。
仕方ないので路駐し、歩いて行ってみたところ、2本の風格のある樹が見つかった。
背後にはこぢんまりとした祠も祀られている。
おそらくこれが「荒神のベニケヤキ」なのであろう。
幹周は3m以上であるが2本とも樹冠は刈り込まれ、樹高はたいしたことはない。
手前のケヤキは根元から主幹が空洞化していた。
次は山田地区の賀茂神社である。
ここには3m級のムクノキがあるはずなので行ってみることにした。
賀茂神社に至るには県80→県54と進むのだが、周辺の道は細くて入りづらそうである。
県80沿いで左手に新本本庄浄化センターがある辺りから北に新しい農道が延びているので、こちらから入ることにした。
神社に到着し境内を見渡してみたが、はて、どれが該当するムクノキなのか…?
散策の結果、地続きの敷地に建っている中央公会堂の裏手(東南の角)にあるムクノキが最大のようである。
公会堂は最近は使われていないのか、建物は埃っぽく周辺は草が生えている。
しかし足元が通れないほどではなさそうなので裏手に回ってみた。
当のムクノキは主幹の比較的低い位置に瘤が見られ、これはこれでなかなか趣のある樹である。
資料によると、山田地区には他に「月本のムクノキ」「山田荒神のムクノキ」という3m級の巨木があるのだが、どちらも所在地が確定できず。
この2本については諦めることにした。
さて、山田地区から県80を少し西に行った新本地区の木村という所に県下第3位のアベマキの巨木があるのだが、こちらは個人の所有である。
地図で確認したところ、けっこう奥まった位置にある民家のようであり、面倒なのでこの樹も省略。
県80を総社市街地の方に戻る。
総社大橋を渡ると『溝口』の信号で国486と国180が合流するのだが、この近くに「溝口のムクノキ」と「溝口のケヤキ」があるらしい。
信号の手前に天満屋ハピーマートがあるので、ここに駐車し歩いて行ってみた。
「溝口のムクノキ」は所在地がピンポイントで分かっていたのだが、塀で囲まれた個人の居宅の一隅に立っている。
これはさすがに入って行くわけにもいかないし、写真に収めるのも困難である。
(何とか一枚だけ盗撮したが、写真の出来が良くないので掲載略。)
一方「溝口のケヤキ」であるが、こちらは『国180の南側の墓地』にあるらしい。
周辺を見ると2〜30mほど向こうにちょっと高い樹があったので行ってみた。
ミスタードーナツの裏手に入って行くと、なるほど狭いながら墓地がある。
ケヤキは墓地の一隅にあるのだが、樹下は藪である。
入り込めそうな余地はないので透かして見たが、どうもそれほどの巨木ではなさそう。
あっさりと退却。
ということで、短時間の探訪(往復には結構時間がかかるが)は終了。