総社市
巨木探訪:総社市(9)
県306を北上し『浜』のバス停で左折。
次は高間熊野神社を目指す。

神社の近くにある集荷所の傍らに車を置き、そこから徒歩で少し先の大蔵(おおぞう)神社へ。
大蔵神社にはカゴノキとイチョウの2本の巨木がある。
前回は高間熊野神社まで来ておきながら、調査不足のため大蔵神社までは行っていなかったのだ。
歩を進めると眼前にイチョウの巨木、そして…一面の黄色い絨毯!
神社は山腹の端にちんまりと建っており、背景に余分な物はない。
隣には民家が1件だけあり、ひっそりとした佇まい。
落ち葉を処理する必要もないのだろう、社殿の屋根にも黄金色が降り積もっており、えも言われぬ美しさである。
イチョウは3m級、かなりの樹高である。

一方、カゴノキは境内の端っこに立っていた。
資料によると幹周4.6mで県下第3位なのであるが、それほどには見えない。
2幹に分かれているが、幹の一部に腐食が見られる。
手前に切株があるので、もしかすると元々は3幹の樹であったのだが、腐食のため1幹を伐採したのかもしれない。

余談であるがこの大蔵神社、小さいながらも子孫繁栄、乳痛、腹痛の神様として有名であり、春秋2回の大祭には倉敷・矢掛・高梁方面からの参詣者で賑わうそうである。

   イチョウ   カゴノキ
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さて、高間熊野神社であるが、商工会の吉備路観光情報には『神社の地続きの道下には県下5指に入るタブの大樹が2本』と記述されている。
一方、資料によると『神社の鳥居より向かって右下70m』の位置に「小見山のイヌグス2本」があるらしい。
おそらく同一の樹であろう。
しかし周辺を見てもどれが該当する樹なのか、よくわからない。
鳥居から70mといえば道から神社の間の茂みの中ということになるが、そのような樹はなさそうである。
道の反対側は開けた農作地であり、左下には大きそうなイヌグスが1本見えるのだが、そこは民家の敷地を通らないと行けそうにない。
右手の少し向こうにも1本のイヌグスが高く聳えているが、これは記述内容とは一致しない。
どうしたものか、と思ったが、結局左下の樹はあきらめて右手の樹に向かった。
藪の中から見上げてみると、幹周は3mあるかないか…一応写真だけは撮っておいた。

               イヌグス
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