鳥取県鳥取市周辺
巨木探訪:鳥取県鳥取市周辺(6)
最後の探訪地は河原町である。
少しルートから外れるので先に回らなかったのだが、今回のメインとでも言うべき樹である。
今から帰路で寄れば、日暮れに十分間に合うであろう。

国53を河原町まで戻り『河原橋』を渡って左折、そのまま県196をどんどん進んで行く。
途中県49と合流するが、迷わず『三朝温泉・杣小屋・三滝渓谷』方面へ。
しばらく進むと道は再び県196となり、やがて『緑資源幹線林道・三朝温泉』という標識があるので右折。
余談であるがこの林道、地図で見ると相当曲がりくねりながら確かに三朝温泉に続いている。
普段こんな道を走る人がいるのだろうか?
ま、鳥取の山岳地帯は縦の道はあっても横の連絡道路は少ないから、貴重な道なのかもしれない。

さて、林道に入って進んで行くと「落河内のカツラ 800m」の看板があった。
これこそ本日の最後の探訪地である。
ピンポイントの場所はわかっていなかったので少し不安があったが、看板があるくらいだから見つかるに違いない。
看板に勇気づけられ河原町北村の小さな集落を過ぎ、さらに林道を登って行くと…
左手に県指定を示す立杭が見えた。
やれやれ、案外簡単に見つかった。
車を道端に寄せて降りてみると、おおっ、これは!
なんとも素敵ですごいカツラの巨木。
説明板によると幹周12.9m、樹高40m、枝張りは四方に約36m。
注連縄が張られているが、まさに山の神とも言うべき偉容である。
(写真ではイメージが湧かないかもしれないが、実際は向かって右手に見える太い枝の下を余裕で通れる)
樹の周囲をぐるりと回りながら、その大きさにただただ感嘆。
ああ、最後にここに来て良かった!
蜩の声を聞きながら、感動の余韻に浸った夏の夕暮れのひと時であった。

 カツラ カツラ
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さて、後は帰るのみ。
面倒なので帰路は往路と同じで、帰宅は8時を回っていた。
予定の半分くらいしか回ることができなかったので、またいつかリベンジしたいものである。

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