巨木探訪:熊山天然杉
日曜日、朝から熊山遺跡に行ってきた。
もちろん目的は遺跡ではなく「天然スギ」という巨木である。
ただ、どうせ行くならば珍しい形の遺跡(ピラミッド?)も見ておきたいし、熊山神社にも寄ろうと思っていたところ…前夜、突然閃いた。
『行程を考えれば2時間くらいは必要だ。となれば、いっそのこと早朝に行けば午後からの時間が丸々使えるではないか!』 我ながら素晴らしい思いつきである。
しかも早朝であれば車の往来も少ないし、山道も楽に運転できるであろう…ということで、さっそく実行したのである。
とは言っても早起きは苦手な私である。
出発は7時半近くであった。
曇天気味の空の下、東岡山から峠越えで瀬戸町へ抜け、県道96号線を東へ。
道なりに進み旧熊山町の松木交差点で右折し、熊山橋を渡る。
この行程は以前来ているので地図も必要ない。(6月11日の日記参照)
橋を渡ると『←熊山遺跡(車)』とちゃんと標識に書いてある。
前回は遺跡まで行くとは思っていなかったため気付かなかったのだが、視点を変えると、こういうことにも気付く。
川沿いに北上すると右手に『奥吉原→』の標識。
ここにも『熊山遺跡(車)』の標識が。
奥吉原地区に入れば100mほどで三叉路になるが、ちゃんと標識が示してくれている。
標識通りに集落を抜ければ、後は山道を遺跡に向かうだけである。
道は比較的広い。
ところどころに対向車をかわすスペースもあり、普通車でも余裕で登ることができる。
それにしても…とにかく長い。
『いつ着くのだろう?』と思うくらい走り、ようやく駐車場に到着(ここまで約5km)。
さすが国指定の史跡である。
駐車場は30台くらいが停められそうな広いスペースであった。
時刻は8時前。
空は相変わらずの曇り、おまけに駐車場には霧が流れ、何やら神秘な雰囲気である。
もちろん他には誰もいない。
一瞬『これはヤバいところに来たかも…?』と恐怖心が湧く。
しかし来たものはしょうがない。
行くしかないではないか…と勇気を奮い起こし、山道に足を踏み入れた。
道はちゃんと整備されている。
さすが国指定…というか、訪れる人も多いのだろうと思った。
山道に入るとすぐに『二つ井の井戸』という標識があった。
しかしこれには興味がない。
スルーしてさらに進むと右手に熊山神社がある。
一応寄って行くべきか…と思い、境内に入る。
熊山神社に関する記述はいろいろあるが、私にはそこまでの興味はない。
(気になる方はネットで検索してください。)
境内には目的の樹はなかった。
神社を後にし、遺跡に向かう。
道の両側には結構大きな樹がある。
ふむ、さすが霊山熊山…などと思っていたら、いきなり目の前に2本の巨大なスギが現れた。
これこそ『熊山天然スギ』である。
樹齢1,000年…かどうかはともかく、その存在感は圧倒的である。
周囲は湿気が充満しており、幹は苔生している。
樹の頂点は霧に隠れて見えない。
見上げていると雨滴がパラパラと落ちてきた。
『ヤバっ、曇天が雨になったか…!?』と思ったが、実は樹についた露が落ちてきたのであった。
さらに先に進むと急に視界が開ける。
目の前には石積みされた遺跡が…。
周囲はきれいに整備され、管理棟まである。
くどいが、さすが国指定…。
遺跡についてはさまざまな情報があるので、興味のある方はネットで検索されたい。
遺跡の左手には猿田彦神社がある。
また展望台もある。
余談であるが、この時間に自然道を登ってきて展望台で弁当を食べている御仁がいた。
お見それしました…という気持ちになる。
ちなみに展望台からの景色は霧に隠れて何も見えなかった…。
せっかくなので遺跡の周囲を巡り、写真を撮った。
天然スギほどではないが立派な樹も数本ある。
30分ほど散策し、帰途に着いた。
帰りにもう一度、天然スギに挨拶をした。
山を下る頃には霧も晴れ、夏の日差しを予感させる朝日が眩しく輝き始めていた。
もちろん目的は遺跡ではなく「天然スギ」という巨木である。
ただ、どうせ行くならば珍しい形の遺跡(ピラミッド?)も見ておきたいし、熊山神社にも寄ろうと思っていたところ…前夜、突然閃いた。
『行程を考えれば2時間くらいは必要だ。となれば、いっそのこと早朝に行けば午後からの時間が丸々使えるではないか!』 我ながら素晴らしい思いつきである。
しかも早朝であれば車の往来も少ないし、山道も楽に運転できるであろう…ということで、さっそく実行したのである。
とは言っても早起きは苦手な私である。
出発は7時半近くであった。
曇天気味の空の下、東岡山から峠越えで瀬戸町へ抜け、県道96号線を東へ。
道なりに進み旧熊山町の松木交差点で右折し、熊山橋を渡る。
この行程は以前来ているので地図も必要ない。(6月11日の日記参照)
橋を渡ると『←熊山遺跡(車)』とちゃんと標識に書いてある。
前回は遺跡まで行くとは思っていなかったため気付かなかったのだが、視点を変えると、こういうことにも気付く。
川沿いに北上すると右手に『奥吉原→』の標識。
ここにも『熊山遺跡(車)』の標識が。
奥吉原地区に入れば100mほどで三叉路になるが、ちゃんと標識が示してくれている。
標識通りに集落を抜ければ、後は山道を遺跡に向かうだけである。
道は比較的広い。
ところどころに対向車をかわすスペースもあり、普通車でも余裕で登ることができる。
それにしても…とにかく長い。
『いつ着くのだろう?』と思うくらい走り、ようやく駐車場に到着(ここまで約5km)。
さすが国指定の史跡である。
駐車場は30台くらいが停められそうな広いスペースであった。
時刻は8時前。
空は相変わらずの曇り、おまけに駐車場には霧が流れ、何やら神秘な雰囲気である。
もちろん他には誰もいない。
一瞬『これはヤバいところに来たかも…?』と恐怖心が湧く。
しかし来たものはしょうがない。
行くしかないではないか…と勇気を奮い起こし、山道に足を踏み入れた。
道はちゃんと整備されている。
さすが国指定…というか、訪れる人も多いのだろうと思った。
山道に入るとすぐに『二つ井の井戸』という標識があった。
しかしこれには興味がない。
スルーしてさらに進むと右手に熊山神社がある。
一応寄って行くべきか…と思い、境内に入る。
熊山神社に関する記述はいろいろあるが、私にはそこまでの興味はない。
(気になる方はネットで検索してください。)
境内には目的の樹はなかった。
神社を後にし、遺跡に向かう。
道の両側には結構大きな樹がある。
ふむ、さすが霊山熊山…などと思っていたら、いきなり目の前に2本の巨大なスギが現れた。
これこそ『熊山天然スギ』である。
樹齢1,000年…かどうかはともかく、その存在感は圧倒的である。
周囲は湿気が充満しており、幹は苔生している。
樹の頂点は霧に隠れて見えない。
見上げていると雨滴がパラパラと落ちてきた。
『ヤバっ、曇天が雨になったか…!?』と思ったが、実は樹についた露が落ちてきたのであった。
さらに先に進むと急に視界が開ける。
目の前には石積みされた遺跡が…。
周囲はきれいに整備され、管理棟まである。
くどいが、さすが国指定…。
遺跡についてはさまざまな情報があるので、興味のある方はネットで検索されたい。
遺跡の左手には猿田彦神社がある。
また展望台もある。
余談であるが、この時間に自然道を登ってきて展望台で弁当を食べている御仁がいた。
お見それしました…という気持ちになる。
ちなみに展望台からの景色は霧に隠れて何も見えなかった…。
せっかくなので遺跡の周囲を巡り、写真を撮った。
天然スギほどではないが立派な樹も数本ある。
30分ほど散策し、帰途に着いた。
帰りにもう一度、天然スギに挨拶をした。
山を下る頃には霧も晴れ、夏の日差しを予感させる朝日が眩しく輝き始めていた。