佐用町
巨木探訪:佐用郡佐用町(3)
お盆の中日、フル休日を取ったので長距離樹行を敢行した。
雲の多い空であるが、かんかん照りよりは暑さもマシであろう。
本日のターゲットは、以前訪れた兵庫県佐用町の残りと隣の宍粟市である。

10時半に出発。
前回はオーソドックスに国2を東進したのだが、今回は県96で三石まで行き、そこから国2というルートを選択した。
しかし…ショートカットのつもりで選択したのだが、意外に時間がかかってしまった。
理由は、おそらく国道は信号が多く混むときは混むが、流れの良い時はかなり飛ばすからであろう。
県道では前に遅い車がいるとね…

三石で国2に合流し、上郡町落地で県5に入りそのまま東進。
相生市真広の交差点で左折、播磨テクノライン(県44)を北上して上郡町の『テクノ中央』の信号を右折。
新宮町栗町に下りたところで国179に当たるので左折し、そのまま佐用町に入る。


佐用町に入って1kmほど進むと、左手の川(角亀川)の向こうに「三日月のムクノキの古木(弓の木)」があるはずなのだが…
ピンポイントで所在地が分かっているわけではないので、走りながらでは樹形からの判断ができない。
とりあえず少し先に進むことにした。

さらに1km弱ほど進んだ『桜橋』の信号で県433に右折。
1kmほど先で右手の道に入ると、すぐに路傍に立っているのが「下本郷のムクノキ(町指定、幹周4.5m)」である。
フジの古木が纏わりついているが、このフジも一緒に指定になっている。
開花の時期にはかなり賑やかな様相なのではなかろうか。

   ムクノキ   ムクノキ
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「下本郷のムクノキ」の樹下には『三日月町椋の木所在地』という案内板が立てられているのだが、ここから500mほど先に「三日月の大ムク(県指定、9.9m)」がある。
1枚目の写真右下に見える杜がそうであろうと見当をつけたが、たいした距離ではないし、車を停められるかどうかわからないので歩いて行くことにした。
予想は当たっていた。
しかし民家の庭の一隅に立っており、外からでは立派であろう根元は見えない。
かといってわざわざ居宅を訪れて見せてもらうほどの勇気もない。
仕方なく外周から数枚と、塀の隙間から根元の写真を撮った。
主幹が途中で欠損しているのだが、幹の太さから考えて主幹があれば相当の樹高だったと思われる。
ちなみに幹周9.9mはムクノキでは日本一で、根元には洞があって人間が入れるそうである。
所有者(久森家)を直接訪ねれば、ムクノキのパンフレットもあるとのこと。

                ムクノキ
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