嬉しい出会い・岡山市西部
巨木探訪:岡山市北向きコース(1)
巨木探訪をしていて思ったことは、意外と時間がかかる、ということである。
現地まで行く時間、場所に寄っては駐車スペースを探す時間、そこから歩く時間、そして樹を楽しむ時間、これらを合わせるとけっこうな時間になる。

一旦探訪に出かけたならば、周辺のあちこちに寄ってみたいと思うのは人の常である。
そこで実際に行った所から探訪のコースを考えてみた。

『岡山市北向きコース』
出発点:城下交差点

「榎本神社のクスノキ」
城下交差点から城下筋を北に向かって行くと大きなT字交差点になる。
そのひとつ手前の信号(弓之町東)を右折して坂道を登るとすぐに後楽園口の信号がある。
それを左折して100mちょっとの左手に「榎本神社のクスノキ」がある。
50m先は新鶴見橋西の交差点なのだが、T字右折→新鶴見橋西右折の進入はできないので要注意。
生活道路のため駐車スペースはない。
ちょっと遠いが一旦後楽園まで行き、無料駐車場に車を停めて歩いた方が良さそうである。
ここのクスノキは『下町の娘』のような印象である。
樹高はあまりないがこじんまりとまとまっており、しかも幹がくねっと曲がっている。
下町の娘が腰を捻って愛嬌をふりまいているようである。
           クスノキ
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「伊勢神社のクロガネモチ」
榎本神社から新鶴見橋西の交差点を経て直進すると出石町に入る。
交差点から200mくらい走って左手の道に入り(その間に左手に入る道はない)、最初の辻を右折し100mちょっと行けば伊勢神社に着く。
境内の左手が駐車場になっている。
ちなみに私は駐車場があることを知らず、近くのトマト銀行本店の駐車場に車を停めて歩いて行った。
ここのクロガネモチはすごい。
捻じ曲がった枝が鎖に繋がれた巨人を連想させる。
怒りや悲しみを抱えて咆哮しているように見え、今にも動き出しそうである。
境内の右手には他に市指定保存樹のオガタマノキがある。
市のデータでは樹高10.7mとなっているが、どう見てもそうは見えない。
天災にでも遭ったのであろうか?
   クスノキ    クスノキ
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