吉野川流域を巡る
巨木探訪:吉野川流域を巡る:1日目(3)
「中山路のイチョウ」
国192を少し西に戻って美馬橋を渡り吉野川右岸(美馬市)へ。
県12に入って1kmほど東進すると国指定史跡『郡里廃寺跡』があるが、イチョウはその傍らに立っている。
主幹は欠損しているが、多数のヒコバエを従えた姿は堂々たるもの。
市天然記念物、樹齢700年、幹周11.9m。

 イチョウ イチョウ
 イチョウ       イチョウ
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「別所の大クス」
県12を4.5kmほど進んだ吉野川の堤防下にある。
県天然記念物、樹齢6〜700年、幹周9.7mで県内第6位の巨木。
現地の説明版によると、樹下にある祠は『藤兵衛狸』を祀ってあるとも言われている。
「藤兵衛狸は火術(花火)の名手で夜更けに大クスの付近で盛んに花火を上げていたそうです。また日清・日露戦争に従軍し得意の火術で見方を助けたといわれています」 とのこと。

           クス
   クス    クス
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「八大龍王神社のクスノキ」
県12を5kmほど東進、マルナカの駐車場の裏手の高台に2本のクスノキがある。
樹齢不明、幹周6.5および5.8m。
向かって左手のクスノキには落雷の痕跡が見られる。

           クス
   クス    クス
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「脇町春日神社のクスノキ・ムクノキ」
八大龍王神社の東方800m。
クスノキは幹周7.5m、ムクノキは4.7m、どちらも樹齢は不明。
クスノキは若々しくムクノキは老成といったところか。
探訪当日、境内を数名の小学生が掃除していた。
町内会とか子供会の当番なのであろうが、楽しそうであった。
一方、写真を撮っている私の背後では『ゴミ処理場反対!』の立て看板を立てている人たちがいた。
調べてみると、この拝原地区に市の一般廃棄物最終処分場ができる予定らしい。
地域を愛している住民のためにも、この樹たちを保存してもらいたいものである。

                クスノキ・ムクノキ
   クスノキ    ムクノキ
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