吉備中央町方面
巨木探訪:再々加茂川町〜賀陽町
日没が早くなってきた今日この頃、久々に丸一日フリーの休日だったので午前中から出かけることにした。
曇天であるがカンカン照りよりはまぁいいか。

国道53号線バイパスから吉備高原都市へと向かう県道72号線に入る。
本日の目的地は吉備中央町、特に旧賀陽町がメインである。
まずは途中から国道429号線に右折して旧加茂川町へ。
春に訪れた「奥谷の流れ柿」が、その名の通り流れるように鈴生りに実っていることを期待しての再訪である。
しかし…期待は大はずれ。
流れるどころか実はほとんどついていない。
おまけに葉も完全に散っている。
一般の柿に比べて早生なのだろうか…それにしても地面にも実がほとんど落ちていないところを見ると不作の年だったのかもしれない。
出鼻をくじかれた格好になってしまったが、柿の木の細かな枝振りが見れてこれはこれで良かったのかも。

            流れ柿 

次は旧町指定記念物のヒノキがある竹部の天神社である。
429号線を2kmほど戻ったところで国道484号線に右折し、1kmほど進むと道路脇に天神社がある。
路側帯に駐車し車を降りると、探すまでもなく立杭が目に入った。
このヒノキは一口で言えば『素直なヒノキ』である。
神社の清々しさと相俟って、良い環境で育った眉目秀麗な青年といったところか。

                 流れ柿 
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ここからは旧賀陽町の探訪となる。
484号線を西進し吉備高原都市の中央の交差点を左折(72号線を少し戻った形になる)。
1kmほど進んだところの『国立少年自然の家入り口』の信号を右折し吉川地区に入る。
700mほどで県道307号線とのT字路になるので左折。
500mほど進むと右手に吉川八幡宮があるのだが、ここにもヒノキの巨木がある。
神社を通り越してすぐの右手の道を入ると駐車場があるのだが、折りしも秋祭りの真っ最中、駐車に懸念したが運良く一台分空いていた。
境内に入ると老若男女善男善女が集い、何だか場違いな私である。
樹をゆっくりと楽しむ雰囲気ではないが逆に誰も私に目を留めないので、パシャパシャと写真を撮った。

                 流れ柿 
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ここにはもう一本注連縄の張られたヒノキがあるのだが、こちらは一回り小さい。
小さい方のヒノキを撮ろうとしたらどこかの婆さんが写真を撮っていた。
まさか同好の志ではあるまいが…

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