吉備中央町方面
巨木探訪:加茂川町ラスト(2)
国429と県31の交差点から県31の方へ少し入ると「宗林寺のイチョウ」がある。
駐車場に車を停めてざっと見回したが、それらしき巨木は目につかない。
が、よくよく見ると山門左手の伐採された樹、これがどうやらイチョウのようである。
境内に入ってみると果たしてそうであった。
写真を撮ろうか、どうしようか…と迷いながらも、せっかくなので撮ることにした。
と、そこへ住職登場。
「こんにちは。」と挨拶をすると
「写真を撮りょうるんかな。」と言われたので
「はあ、ここに大きなイチョウがあると聞いたもので。でも切られたんですね。」
ついでに聞いてみると、伐採されたのは10年くらい前。
台風で倒れると本堂の屋根を直撃する危険性があるので切ったとのこと。
ま、それぞれの都合があるので致し方ないことなのであろうが…
「もう、枯れてきとるからなぁ。」と言われ、確かに残った部分の裏側には枯れ死が見られる。
しかし新たな芽吹きもあるので、もうちょっと残して切ってもよかったのでは…と思わざるを得ない。

                イチョウ
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再び国429に戻り円城方面へと進む。
道の駅でキャベツを購入してから「円城寺」へ車を進める。
円城寺には町指定のサザンカの古木があるのだが、実はスギの巨木がある。
以前からのデータにも記載されていたのだが、今まで何となく行きそびれてしまっていた。
スギは本堂の裏手にあり幹周4.2m、オーソドックスな形であるが根はどっしりとしている。
よく見ると避雷針が取り付けられているようである。

                イチョウ
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円城から県372を西進すると、1.5kmほどで「松尾神社」がある。
ここにはスギの巨木があるはずなのだが…どう見ても巨木と言えるようなスギは無かった。

県372をさらに進んで途中から広域農道に入り、県66に出る。
500mほど北に進んで左手の細い道に入る。
この先に個人所有の「青木のイチョウ」があるはずなのだが…数件の民家があったが、イチョウの姿は何処にも見当たらなかった。

時間が余ったので、帰路に「案田のネズ」を観に行った。
もしかしたらネズに巻き付いているノウゼンカズラの花が咲いているかもしれない、と思ったからである。
広域農道でネズに目を遣ると…樹冠に黄色い花が見えた。
これは正解だった!
さっそくネズまで足を運び、写真を撮る。
高い位置にしか花がないのがちょっと残念ではあるが、夏の風物詩ということで。

           イチョウ


これで加茂川町は終わりにしよう。

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