巨木探訪:新見市(6)
次は「日吉神社の夫婦モミ」である。
日吉神社は千屋から5kmほど北上した花見地区にあるのだが、いささか分かりづらい場所にある。
地図には載っているものの、実際の目印は道路左手にある『池田酒店』なのだが、この酒店がまた普通の民家に小さな看板がぶら下がっているだけで、商店の体を成していないので目立たない。
(実際、1回目は遣り過ごしてしまったので、次の「ほおのき原のホウノキ」の帰路で立ち寄った。)
この『池田商店』のすぐ北側で国道が左に大きくカーブしており、カーブの途中の幅員が広い所に駐車すれば、左手の山裾に社叢が見えるのだが…。
あとは地図を頼りに細い道を登って行けば神社の参道に出る。
夫婦モミは鳥居のすぐ後方に並んで立っており、幹周も樹高もほぼ同じくらいである。
「ほおのき原のホウノキ」は日吉神社から700mほど北にある。
国道沿いに案内板がある、ということだったのでそれを頼りにしていたのだが、案内板は見つからない。
日吉神社も気づかぬままに走っていたので、案内板がなければどの辺りを走っているのかさえ、あやふやである。
そのまま北に向かい『新見千屋温泉』や『いぶきの里』というところを通過して、さすがにこれはおかしい、と思いつつもさらに進むと…明地トンネルを越えて鳥取県に入ってしまった。
これはさすがに引き返さねばならない。
持参しているのは100m単位の拡大版地図と万能地図のみ。
こういう時には中拡大の地図が欲しいところであるが、持っていないものは仕方ない。
あるいは、こういう時こそカーナビが役立つのであろうが…持っていないものは仕方ない。
南下してくると、ホウノキは右手にあるはずである。
右手に注意しながらできるだけゆっくりと走っていると、それらしき樹が目に入った。
場所は『花見』バス停の所、すぐ近くの道路脇に広いスペースがあったので、車を止めて位置を確認。
地図と睨み合わせると、まさにここのようである。
目的の樹に近づく道はどれか?
車から降り、樹の方向を考えながらバス停から50mほど南に歩き、そこから小川沿いに右手にある道に入った。
そのまま100mほど進むと、最後の民家の裏手にホウノキを見つけることができた。
我ながら良い勘である。
資料によると樹齢700年、幹周10mと記載されているが、実際には根元からすぐに枝が分岐しているので、この数字は何とも言えない。
一部に樹医の治療痕が見られるが樹勢は良さそうであるし、樹下もきれいに草刈りが行われており、大切にされているようである。
大きく広がった枝の下にいると、何だか懐かしさと安心感を覚える樹である。
細い道を国道に戻って行きながら、ふと左手の草むらを見ると…そこには倒れてしまった案内板が。
これじゃ分かろうはずもない。
新見市役所よ、直しておくれ。
日吉神社は千屋から5kmほど北上した花見地区にあるのだが、いささか分かりづらい場所にある。
地図には載っているものの、実際の目印は道路左手にある『池田酒店』なのだが、この酒店がまた普通の民家に小さな看板がぶら下がっているだけで、商店の体を成していないので目立たない。
(実際、1回目は遣り過ごしてしまったので、次の「ほおのき原のホウノキ」の帰路で立ち寄った。)
この『池田商店』のすぐ北側で国道が左に大きくカーブしており、カーブの途中の幅員が広い所に駐車すれば、左手の山裾に社叢が見えるのだが…。
あとは地図を頼りに細い道を登って行けば神社の参道に出る。
夫婦モミは鳥居のすぐ後方に並んで立っており、幹周も樹高もほぼ同じくらいである。
「ほおのき原のホウノキ」は日吉神社から700mほど北にある。
国道沿いに案内板がある、ということだったのでそれを頼りにしていたのだが、案内板は見つからない。
日吉神社も気づかぬままに走っていたので、案内板がなければどの辺りを走っているのかさえ、あやふやである。
そのまま北に向かい『新見千屋温泉』や『いぶきの里』というところを通過して、さすがにこれはおかしい、と思いつつもさらに進むと…明地トンネルを越えて鳥取県に入ってしまった。
これはさすがに引き返さねばならない。
持参しているのは100m単位の拡大版地図と万能地図のみ。
こういう時には中拡大の地図が欲しいところであるが、持っていないものは仕方ない。
あるいは、こういう時こそカーナビが役立つのであろうが…持っていないものは仕方ない。
南下してくると、ホウノキは右手にあるはずである。
右手に注意しながらできるだけゆっくりと走っていると、それらしき樹が目に入った。
場所は『花見』バス停の所、すぐ近くの道路脇に広いスペースがあったので、車を止めて位置を確認。
地図と睨み合わせると、まさにここのようである。
目的の樹に近づく道はどれか?
車から降り、樹の方向を考えながらバス停から50mほど南に歩き、そこから小川沿いに右手にある道に入った。
そのまま100mほど進むと、最後の民家の裏手にホウノキを見つけることができた。
我ながら良い勘である。
資料によると樹齢700年、幹周10mと記載されているが、実際には根元からすぐに枝が分岐しているので、この数字は何とも言えない。
一部に樹医の治療痕が見られるが樹勢は良さそうであるし、樹下もきれいに草刈りが行われており、大切にされているようである。
大きく広がった枝の下にいると、何だか懐かしさと安心感を覚える樹である。
細い道を国道に戻って行きながら、ふと左手の草むらを見ると…そこには倒れてしまった案内板が。
これじゃ分かろうはずもない。
新見市役所よ、直しておくれ。