巨木探訪:蒜山方面(5)
保健センターからすぐ東にある龍頭橋を渡る。
橋を渡ってすぐ左手にある川に沿った細い道を進んで行けば、右手の山の斜面に「竜頭の大ソヨゴ」があるはずである。
資料『巨樹老樹を訪ねて』には略図が記載され、そこには案内板が記されているし『蒜山の文化財』には『…自転車道を進み八束小学校へ赴く中ほど、道に面し削り取られた崖の上に、青々と常緑の枝葉を繁らせている』と書かれている。
これは簡単に見つかるだろうと思ったのだが…走ってみてもそのような樹は見当たらない。
それどころか案内板さえ見つけることができなかった。
道なりに進んで行くと中津加茂の集落に着いてしまったのでとりあえずそのまま直進し、500mほど先にある加茂神社を訪ねることにした。
神社は境内まで車で侵入可能。
拝殿の左右にスギの巨木が立っている。
左手(東側)のスギは幹周5.6m、双幹で横手に回ってみると落雷により内部が空洞になっている。
右手のスギは幹周5.1m、特に損傷も無くまっすぐに伸びている。
どちらのスギも樹齢は不明であるが、千古の風格があるということで「加茂神社の千年杉」と呼ばれている。
ここで来た道を戻ってみるが竜頭のソヨゴ、やはりヒントはなし。
諦めきれないので龍頭橋近くの八束保育園の傍に車を停め、歩いてもう一度探索。
しかしそれらしき樹影も案内板も見当たらなかった。
『巨樹老樹を訪ねて』は1996年の出版なので、案内板が壊れてしまった可能性はある。
しかし『蒜山の文化財』は2005年の出版なので比較的最近の記述。
5年の間にソヨゴは消失してしまったのだろうか…あるいは私が気付いていないだけなのだろうか…?
再度探索の必要あり。
失意の念を抱きながら次に向かう。
国482に戻り龍頭橋から東進していると左手の蒜山三座からみるみるうちに暗雲が立ちこめて来る。
こりゃヤバいかも…しかし背後からは西日が射している。
これが蒜山の天候なのであろうか?
2.5kmほどで右手に尾崎縫製の工場があり、そのすぐ近くで左手に国313が分岐している。
この分岐点、実は右手に入る細い道があるので実際には交差点になっているのだが、その右手の細い道に入る。
100mほど進むと眼前に「西原のシナノキ」の高札があった。
しかし肝心のシナノキは…写真で見た巨木はそこには無く、新緑の小さな若枝のみ。
年月に耐えかねて倒壊してしまったらしく、若枝の基部にわずかに残骸が見られた。
シナノキの巨木は県下ではこれ1本しかないので、是非ともお目にかかりたかったのだが…
次世代に命がつながれているとはいえ、虚しさを感じる。
交差点から国313を7〜800mも南下すると緩やかな登り坂になる。
道が右にカーブする手前右手の丘の斜面に見えるのが県指定の「黄金杉」。
幹周は2.5mでいわゆる巨木ではないが、遺伝子の突然変異により黄緑色の外観を呈しているらしい。
丘の上は畑になっているようで、勝手に立ち入るのは憚られる。
国道と丘の境界部が少し広くなっているので車を停め、隣の三牧酒店の南側の道から丘の反対側の麓に回ってみた。
スギの樹下に高札が見えたが、畑側を向いている。
そして畑には人影が見えた。
コソこそしているようで自分でもイヤなのだが、丘の裏側からのみ写真を撮る。
(この畑の所有者は三牧酒店のようであるので、興味のある方はちゃんと訪ねたほうが正当であると思われる。)
このスギの近くで同じ色をしたスギの若木を数本見かけたので、挿し木で増殖可能なのであろう。
ちなみにマピオン地図ではこれまた微妙に位置が違っているので注意されたい。
橋を渡ってすぐ左手にある川に沿った細い道を進んで行けば、右手の山の斜面に「竜頭の大ソヨゴ」があるはずである。
資料『巨樹老樹を訪ねて』には略図が記載され、そこには案内板が記されているし『蒜山の文化財』には『…自転車道を進み八束小学校へ赴く中ほど、道に面し削り取られた崖の上に、青々と常緑の枝葉を繁らせている』と書かれている。
これは簡単に見つかるだろうと思ったのだが…走ってみてもそのような樹は見当たらない。
それどころか案内板さえ見つけることができなかった。
道なりに進んで行くと中津加茂の集落に着いてしまったのでとりあえずそのまま直進し、500mほど先にある加茂神社を訪ねることにした。
神社は境内まで車で侵入可能。
拝殿の左右にスギの巨木が立っている。
左手(東側)のスギは幹周5.6m、双幹で横手に回ってみると落雷により内部が空洞になっている。
右手のスギは幹周5.1m、特に損傷も無くまっすぐに伸びている。
どちらのスギも樹齢は不明であるが、千古の風格があるということで「加茂神社の千年杉」と呼ばれている。
ここで来た道を戻ってみるが竜頭のソヨゴ、やはりヒントはなし。
諦めきれないので龍頭橋近くの八束保育園の傍に車を停め、歩いてもう一度探索。
しかしそれらしき樹影も案内板も見当たらなかった。
『巨樹老樹を訪ねて』は1996年の出版なので、案内板が壊れてしまった可能性はある。
しかし『蒜山の文化財』は2005年の出版なので比較的最近の記述。
5年の間にソヨゴは消失してしまったのだろうか…あるいは私が気付いていないだけなのだろうか…?
再度探索の必要あり。
失意の念を抱きながら次に向かう。
国482に戻り龍頭橋から東進していると左手の蒜山三座からみるみるうちに暗雲が立ちこめて来る。
こりゃヤバいかも…しかし背後からは西日が射している。
これが蒜山の天候なのであろうか?
2.5kmほどで右手に尾崎縫製の工場があり、そのすぐ近くで左手に国313が分岐している。
この分岐点、実は右手に入る細い道があるので実際には交差点になっているのだが、その右手の細い道に入る。
100mほど進むと眼前に「西原のシナノキ」の高札があった。
しかし肝心のシナノキは…写真で見た巨木はそこには無く、新緑の小さな若枝のみ。
年月に耐えかねて倒壊してしまったらしく、若枝の基部にわずかに残骸が見られた。
シナノキの巨木は県下ではこれ1本しかないので、是非ともお目にかかりたかったのだが…
次世代に命がつながれているとはいえ、虚しさを感じる。
交差点から国313を7〜800mも南下すると緩やかな登り坂になる。
道が右にカーブする手前右手の丘の斜面に見えるのが県指定の「黄金杉」。
幹周は2.5mでいわゆる巨木ではないが、遺伝子の突然変異により黄緑色の外観を呈しているらしい。
丘の上は畑になっているようで、勝手に立ち入るのは憚られる。
国道と丘の境界部が少し広くなっているので車を停め、隣の三牧酒店の南側の道から丘の反対側の麓に回ってみた。
スギの樹下に高札が見えたが、畑側を向いている。
そして畑には人影が見えた。
コソこそしているようで自分でもイヤなのだが、丘の裏側からのみ写真を撮る。
(この畑の所有者は三牧酒店のようであるので、興味のある方はちゃんと訪ねたほうが正当であると思われる。)
このスギの近くで同じ色をしたスギの若木を数本見かけたので、挿し木で増殖可能なのであろう。
ちなみにマピオン地図ではこれまた微妙に位置が違っているので注意されたい。