巨木探訪:鏡野町(6)
津山での宿題を済ませ鏡野町に向かう。
前回、上田邑の安養寺に向かった道(県339)を左に曲がらず、津山広域農道(作州街道)を直進すれば国179との交差点に出る。
ここでさらに直進して2.5kmほど進めば県337との交差点があるので左折。
300mほど先のJAの向こうで右折したら森原神社がある。
石段を登って境内に入ると、拝殿の横に「森原神社のヒノキ」と町指定の立杭があった。
しかし境内を見渡しても一目でそれとわかるほどの巨木は無い。
資料では幹周3.08mということであるが…
右手奥の方、末社の後のヒノキがいちばん大きいようであるが、それでも2mちょっと…どういうことなのだろうか?
未消化の気持ちのままで次に向かう。
先ほどの広域農道と県337との交差点に戻り左折。(ここからは県339である)
1kmほど進むと左手に野田テック岡山工場が見える。
工場の手前、河本のバス停があるところで右手の細い道に入る。
地図を頼りに郷川という小川沿いに進んで行くと、600mほどで右手前方の田んぼの中に目的の樹が見えた。
「国司のムクノキ」である。
高山のバス停がある三叉路の分岐点(ゴミ収集所になっており、ちょっと道が広い)に車を停めて田んぼの畦道を歩いて行く。
ムクノキは幹周9.0m、現存するムクノキの中では県下最大の幹周である。
主幹は完全に枯れてしまっており現在は一枝を残すのみであるが、この一枝は意外と元気そうで、20年前の写真と姿形は変わっていない。
昔はここに国司神社があったとのことで樹下には祠がある。
さて、ムクノキから400mほど先に田舎道を進んで行くと「中谷のヒイラギ」があるのだが、実際に行ってみるとそこは完全に民家の庭先であった。
庭先には家人の姿も見えるし、ここは所在地を確認しただけであっさりと退却。
県道に出て300mほど東に戻る。
河本のひとつ手前の原のバス停から左手の細い道に入って道なりに進むと、1km弱で福泉寺に突き当たる。
境内に入ると右手の奥の方にクスノキの巨木がある。
見た感じがどことなく「田井八幡宮のクスノキ(玉野市)」に似ているが、こちらのクスノキの方は根元が太く盛り上がっており素晴らしい。
樹勢が衰えている気配はまったく無さそうである。
本堂の正面にはゴヨウマツの古木もあるので、こちらもついでに写真に収めた。
ところで、写真を撮り終えてそろそろ帰ろうかと思っていたら、いきなり本堂の窓が開く音がした。
気配では住職が顔を出したようである。
先日の持性院でもそうであったが、境内をうろつきまわる不審者、とでも思われたのだろうか?
もう帰るところだったので無視して踵を返したのだが…
私的には社寺の境内と言うのはいつ誰が入ってきてもおかしくない場所だと思っている。
実際、神社仏閣巡りを趣味にしている人もいるし、氏子や檀家でなくとも訪れて来る人はいるであろう。
それをいちいち気にするというのは仏門の立場からすればちと了見が狭いのではないか?
それとも今の物騒な世の中ではそれも当たり前なのだろうか…。
前回、上田邑の安養寺に向かった道(県339)を左に曲がらず、津山広域農道(作州街道)を直進すれば国179との交差点に出る。
ここでさらに直進して2.5kmほど進めば県337との交差点があるので左折。
300mほど先のJAの向こうで右折したら森原神社がある。
石段を登って境内に入ると、拝殿の横に「森原神社のヒノキ」と町指定の立杭があった。
しかし境内を見渡しても一目でそれとわかるほどの巨木は無い。
資料では幹周3.08mということであるが…
右手奥の方、末社の後のヒノキがいちばん大きいようであるが、それでも2mちょっと…どういうことなのだろうか?
未消化の気持ちのままで次に向かう。
先ほどの広域農道と県337との交差点に戻り左折。(ここからは県339である)
1kmほど進むと左手に野田テック岡山工場が見える。
工場の手前、河本のバス停があるところで右手の細い道に入る。
地図を頼りに郷川という小川沿いに進んで行くと、600mほどで右手前方の田んぼの中に目的の樹が見えた。
「国司のムクノキ」である。
高山のバス停がある三叉路の分岐点(ゴミ収集所になっており、ちょっと道が広い)に車を停めて田んぼの畦道を歩いて行く。
ムクノキは幹周9.0m、現存するムクノキの中では県下最大の幹周である。
主幹は完全に枯れてしまっており現在は一枝を残すのみであるが、この一枝は意外と元気そうで、20年前の写真と姿形は変わっていない。
昔はここに国司神社があったとのことで樹下には祠がある。
さて、ムクノキから400mほど先に田舎道を進んで行くと「中谷のヒイラギ」があるのだが、実際に行ってみるとそこは完全に民家の庭先であった。
庭先には家人の姿も見えるし、ここは所在地を確認しただけであっさりと退却。
県道に出て300mほど東に戻る。
河本のひとつ手前の原のバス停から左手の細い道に入って道なりに進むと、1km弱で福泉寺に突き当たる。
境内に入ると右手の奥の方にクスノキの巨木がある。
見た感じがどことなく「田井八幡宮のクスノキ(玉野市)」に似ているが、こちらのクスノキの方は根元が太く盛り上がっており素晴らしい。
樹勢が衰えている気配はまったく無さそうである。
本堂の正面にはゴヨウマツの古木もあるので、こちらもついでに写真に収めた。
ところで、写真を撮り終えてそろそろ帰ろうかと思っていたら、いきなり本堂の窓が開く音がした。
気配では住職が顔を出したようである。
先日の持性院でもそうであったが、境内をうろつきまわる不審者、とでも思われたのだろうか?
もう帰るところだったので無視して踵を返したのだが…
私的には社寺の境内と言うのはいつ誰が入ってきてもおかしくない場所だと思っている。
実際、神社仏閣巡りを趣味にしている人もいるし、氏子や檀家でなくとも訪れて来る人はいるであろう。
それをいちいち気にするというのは仏門の立場からすればちと了見が狭いのではないか?
それとも今の物騒な世の中ではそれも当たり前なのだろうか…。